入試対策問題 part5(重要書きかえ問題)
重要書きかえ問題
(問題)次の2つの文がほぼ同じ意味になるようにカッコの中に適語を入れなさい。
(1) Hiroshi speaks English very well.
= Hiroshi is a good ( ) of English.
(2) That's not his camera.
= That camera isn't ( ).
(3) She was happy to hear the news.
= The news ( ) her happy.
(4) It's impossible for me to run fast.
= I ( ) run fast.
(5) Shall we go out for dinner?
= ( ) go out for dinner.
= ( )( ) going out for dinner?
= ( )( ) we go out for dinner?
解答・解説
(1) Hiroshi speaks English very well.
= Hiroshi is a good ( ) of English.
最初の問題です。
上の文の意味は「ヒロシはとても上手に英語を話します」となります。
下の文も同じ意味にしたいのですが、下の文では「is」が使われていますね。そうなると文の意味は「〜です」という終わり方になると分かります。
また「good」という単語は「上手な」という意味で、上の文の「well」(上手に)を変化させたものだということから考えて、下の文の意味は、
「ヒロシは上手な英語を話す人です」
というような意味になり、この中の「話す人」というのがカッコの中に入る部分だと分かります。
「話す人」というのは「speaker」ですね。動詞に「er」をつけると「〜する人」という意味になります。
正解:Hiroshi is a good ( speaker ) of English.
(2) That's not his camera.
= That camera isn't ( ).
次の問題です。
上の文は「あれは彼のカメラではありません」という意味です。
下の文も一見すると同じ単語が並んでいるようですが、順番が違います。
上の文の主語は「That」なのに対して下の文では「That camera」となります。上の文と下の文の意味を比べてみましょう。
上の文「あれは彼のカメラではありません」
下の文「あのカメラは彼のものではありません」
下の文のカッコには「彼のもの」という意味の単語が入ると分かります。ここで代名詞の確認。
「彼は」→「he」
「彼の」→「his」
「彼を」→「him」
「彼のもの」→「his」
「彼のもの」は「his」です。
通常「〜のもの」は二番目の所有格に「s」をつけて作ります。
例)
「彼女の」→「her」
「彼女のもの」→「hers」
「私達の」→「our」
「私達のもの」→「ours」
しかし、「彼のもの」は「彼の」と同じ単語になりますのでもう一度確認しておきましょう。
正解:That camera isn't ( his ).
(3) She was happy to hear the news.
= The news ( ) her happy.
次の問題です。
上の文は「彼女はその知らせを聞いてうれしかった」という意味です。
「be happy(glad) to 〜」は「〜してうれしい」という表現を不定詞のところで勉強しましたね。その文を下のように表して同じような意味にしていくにはどうしたらいいでしょう?
下の文の主語は「The news」で「その知らせは」となっています。主語の次がカッコになっているのでここには動詞が入ると分かります。
その後ろの「her」は「彼女を」なので、この文は
「その知らせは彼女をうれしくさせた」
とすればよいと分かります。カッコの部分は「〜させた」という意味の動詞が入ります。これもよく出されるパターンですね。第5文型で「〜にさせる」という意味になる単語といえば・・・
「make」です。
でもここで間違えないで下さいね。この文は『過去形です』。ですから正解は「made」となります。
正解:The news ( made ) her happy.
(4) It's impossible for me to run fast.
= I ( ) run fast.
次の問題です。
上の文の意味は「私にとって速く走ることは不可能です」という意味になっています。
この「impossible」という単語が分からなかったかもしれませんね。トム・クルーズの映画「ミッション・インポシブル」というのがありますが、あれは「不可能な任務」という意味になります。
また、この文は「It for to」のパターンになっていることにも気づいたと思います。
「It is 〜 for 人 to ・・・」で
「人にとって・・・することは〜です」
と訳すのでしたね。
ではこの文を書きかえたらどうなるでしょう?ここまでが分かればもう難しくはないと思いますが、
「私は速く走れません」
となればよいと分かるでしょう。ですからカッコには「〜できない」という意味の単語が入ります。
ちなみに、今の問題では時制は「現在」でしたが、もしも上の文で「It was」となっていたら下の文も過去形にしないといけないので「couldn't」となることも確認しておいて下さい。
正解:I ( can't ) run fast.
(5) Shall we go out for dinner?
= ( ) go out for dinner.
= ( )( ) going out for dinner?
= ( )( ) we go out for dinner?
最後の問題です。
最後の問題なのでたくさんの書きかえをだしてみました(笑)
でもこの書きかえは基本中の基本ですからサッと見ただけでもう分かりますよね。
最初の文の意味は「夕食を食べに出ませんか?」という意味です。
動詞から後ろの「go out for dinner」という部分は問題によって変わりますが、注目するところは最初の「Shall we」です。
答えを言う前に確認しましょう。
Shall we 〜?
=Let's 〜.
=Why don't we 〜?
=How about 〜ing?
どれも相手を誘って自分も一緒に何かをしようという言い方です。
注意点は「Let's」は最後がピリオドになる肯定文ですが、ほかは疑問文になる。
また、「How about」の場合は前置詞の後ろなので「ing」をつけて動名詞にしてあげないといけないという点です。
それ以外はどれも「動詞の原形」になります。
正解:( Let's ) go out for dinner.
= ( How )( about ) going out for dinner?
= ( Why )( don't ) we go out for dinner?