感嘆文(How と What の基本形)
前回の復習
<否定疑問文>
文の形:否定形(Isn't, Aren't, Don't, Doesn'tなど)で始まる。
訳し方:〜ではないのですか
- Aren't you tired?
(あなたは疲れていないの)
- Don't you like coffee?
(あなたはコーヒーが好きじゃないの)
<否定疑問文の答え方>
「Yes / No」の使い分け方
- 後ろに『肯定的な内容』がくる →「Yes」
- 後ろに『否定的な内容』がくる →「No」
↓
普通の「Yes / No」の訳し方と逆になる。
↓ つまり
「Yes = いいえ」
「No = はい」 と考えればよい。
例)
- Aren't you tired? (あなたは疲れていないのですか)
Yes, I am. (いいえ疲れています)
No, I'm not. (はい疲れています) - Don't you like coffee? (あなたはコーヒーが好きではないのですか)
Yes,, I do. (いいえ好きです)
No, I don't. (はい好きです)
感嘆文って何?
さて、今回は感嘆文という単元の解説をしていきます。
まず最初にポイントをまとめておき、あとから詳しく解説をしていきます。
<感嘆文>
- 〔どんなときに使うのか〕
→
「驚いたり、感動したとき」 - 〔形〕
→
「How + 形容詞または副詞 + 主語 + 動詞!」→
「What + (a,an) + 形容詞 + 名詞 + 主語 + 動詞!」 - 〔訳し方〕
→
「なんて〜なんだろう」
※特徴は英文の最後に「!」がつくこと。
感嘆文には上で示したように2種類あります。
今回はその中の「How」のパターンを解説していきます。
では詳しく解説していきます。
まず、この「感嘆文」というのはどんなときに使う文なのかというと、
『驚いたとき』や『感動したとき』
に使います。日本語では
『なんて〜なんだろう』
と訳すのが一般的です。
たとえば、そこらじゅうにゴミがちらかっている部屋をみて、驚いたとしましょう。その場合に思わずどんな言葉が出てしまうでしょうか?
「なんて汚い部屋なんだろう」
こんな言葉がでますよね。
また今度は今までに見たこともない夕日を見たとします。オレンジ色に光った大きな太陽がゆっくりと地平線に沈んでいく姿を見たときに思わず出た言葉が…、
「なんてきれいな夕日なんだろう」
こんな言葉が出ることが考えられます。このように「驚いたり」「感動したり」したときに使うのが感嘆文になります。
次に英語での形はどのようになるのでしょうか?このようになります。
<感嘆文の形>
- 「How + 形容詞または副詞 + 主語 + 動詞!」
- 「What + (a,an) + 形容詞 + 名詞 + 主語 + 動詞!」
まず気づくのが、「2種類」の言い方があるということです。
一つは「How」、もう一つは「What」で始まります。
「What」は次回解説しますので、今回は「How」を説明していきます。
それから、文の最後を見るとビックリマーク(感嘆符とかエクスクラメーションマークとも言われます)をつけるということです。
以上、ここまでが感嘆文(How)の大雑把な解説になります。
それでは次に文章で確認していきましょう。
<感嘆文を書く>
感嘆文はどうやって作るのでしょうか?
基本は普通の文の中にある「very」を「How」か「What」に書きかえると考えます。
今回はとりあえず全て「How」にすると考えてください。
例1)
- He is very tall.
(彼はとても背が高い)
↓
How tall he is!
(彼はなんて背が高いのだろう)
「He is very tall.」この文を分解して見てみると次のようになっています。
「He is」→「主語+動詞」
「very」→「これがHowかWhatに変わる」
「tall」→「形容詞」
「How」で始まる感嘆文の基本的な形はこうでした。
→ 「How + 形容詞(副詞) + 主語 + 動詞!」
(なんて〜なんだろう)
このいわば感嘆文の“公式”にあてはめていきます。すると
「How + 形容詞」 → 「How tall」
(very tallのveryを「How」に変えた)
「主語+動詞」
→ 「He is」
↓
「How tall he is!」
(彼はなんて背が高いのだろう)
このようになります。
もう一つ違う例文で考えてみましょう。
例2)
- Tomoko can run very fast.
(トモコはとても速く走れる)
この文を感嘆文に変えるとしたらどうなるでしょう。
考え方は例1と同じです。
「How + 形容詞(副詞) + 主語 + 動詞!」に当てはめるだけです。最初の「How + 形容詞(副詞)」はというと、
「How + 形容詞(副詞)」 → 「How fast」
(very fastを変えている。ここではfastは副詞)
「主語+動詞」 → 「Tomoko can run」
↓
「How fast Tomoko can run!」
(トモコはなんて速く走れるのだろう)
こうなります。分かりましたか?
それでは最後にもう一問だけ考えてみましょう。
(問題)
Hiroshi plays the violin very well.
(ヒロシはとても上手にバイオリンをひきます)
(考え方)
- 1.「How + 形容詞(副詞)」を探す。
veryを「How」に変えるのだから「very well」を「How well」とする。
- 2.「主語+動詞」をつなげる。
「Hiroshi plays」が「主語+動詞」。では「the violin」はどうするか?
当然のようにその後ろにつなげてあげればよいです。つまり正解は、
(正解)
「How well Hiroshi plays the violin!」
(ヒロシはなんて上手にバイオリンをひくのだろう)
となります。
以上で「感嘆文(How)」の解説を終わりにします。
次回は「感嘆文(What)」の解説をしていきます。
今回のまとめ
<感嘆文>
- 〔どんなときに使うのか〕
→
「驚いたり、感動したとき」 - 〔形〕
→
「How + 形容詞または副詞 + 主語 + 動詞!」→
「What + (a,an) + 形容詞 + 名詞 + 主語 + 動詞!」 - 〔訳し方〕
→
「なんて〜なんだろう」
※特徴は英文の最後に「!」がつくこと。
例1)
- He is very tall.
(彼はとても背が高い)
↓
How tall he is!
(彼はなんて背が高いのだろう)
例2)
- Tomoko can run very fast.
(トモコはとても速く走れる)
↓
「How fast Tomoko can run!」
(トモコはなんて速く走れるのだろう)