接続詞(接続詞のthatと注意すべき表現1) 中学英語の勉強法




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接続詞(接続詞のthatと注意すべき表現1)

前回の復習

  • 「主(節)と従(位節)の見分け方」

  • 「時制の一致とは」


です。

<従位接続詞の文の主節と従位節の見分け方>

接続詞の入っている方のカタマリが従位節

例)

When I came home, / my sister was watching TV.

  • 主節 :my sister was watching TV
  • 従位節:when I came home


<時制の一致とは>

主節の動詞が過去形になったら従位節の動詞も過去形に合わせてあげるというルールのこと。

I study / before I go to bed.

  ↑          ↑
主節の動詞   従位節の動詞


次にこの文を「私は勉強しました」に書きかえると、

I studied / before I went to bed.

    ↑         ↑
 過去にした   自動的にこちらも過去にあわせる(goをwentにする)


<時制の一致をした文の訳し方の注意>

従位節の動詞は「現在形」で訳す。

例)

I studied / before I went to bed.

正:私は寝前に勉強しました。

誤:私は寝前に勉強しました。

※従位節の動詞は過去形の「went」になっていても現在形で訳す

従位接続詞の確認

先生リョウ君こんにちは。前回は「従位接続詞」の主と従について解説したよね。
少年はい、接続詞が入っている方のカタマリが従位節で、そうではない方のカタマリが主節ということでしたよね。
先生そうだね。時制の一致も覚えているかな?
少年はい、主節の動詞が過去になると、従位節の動詞も過去に合わせてあげるという決まりでした。
先生そうそう、よく覚えていたね。最後に時制の一致がされた時の訳し方の注意点があったけど・・。
少年従位節を訳す時には「現在形」で訳すということでした。
先生完璧だね!
今回は「接続詞のthat」というものを解説していくけど、これも従位接続詞の一種だから今確認したことが全部関係してくるからね。
少年分かりました。

 

接続詞のthat

先生では早速例文を見てみよう。

例)

  • I think that he is kind.

    (私は彼が親切だと思います)

この文がそうだよ。まずこの文は2つに分けられるよ。

I think / that he is kind.

こうなるよ。ここの「that」は従位接続詞だから、以前に解説したきまり。
「従位接続詞は後ろとカタマリを作る」
というルールから分かるよね。

またこの「that」の意味は「〜だということを」という意味になるんだよ。
すると・・・

「I think that he is kind.」

     

「I think」 → 「私は思います」

that he is kind」 → 「彼が親切だということを

      ↓

「私は彼が親切だということを思います」

      ↓

「私は彼が親切だと思います」

こんな風に考えられるよね。
接続詞のthatは無理に「〜だということを」と訳す必要はないからね。

普通は「〜だと」や「〜と」になるよ。


少年なるほど。
難しくはないですね。
先生そうでしょう。
他にも例文を挙げてみるよ。

例)

  • I know that Satoshi is sick.

    (私はサトシが病気だと知っています)

  • Can you believe that he finished his homework?

    (あなたは彼が宿題を終わらせたって信じられる)

  • I think that we should help each other.

    (私たちはお互いに助け合うべきだと〔私は〕思います)

※each other お互いに
少年分かりました。ほかには何か注意するところがありますか?
先生うん、3つほどあるよ。

まずは前回の内容だね。次の文を見てごらん。


I know / that Satoshi is sick. 


↓             ↓
I
knew / that Satoshi was sick.


これは何が言いたいか分かるよね?
少年時制の一致ですね。
先生そう、時制の一致。
主節(I know)の動詞が過去形になったら従位節(that以下)の動詞も過去形に合わせてあげる必要があるから「is」が「was」になっているよね。
少年はい。そうなると訳し方も注意ですよね。
先生そうだよ。ちょっと過去形のほうを訳してごらん。
少年はい。

「私はサトシが病気だと知っていました」

こうじゃないですか?
先生そうだね。これを

「私はサトシが病気だったと知っていました」

というように訳すとダメだからね。
少年うっかりやっちゃいそうなので気をつけます。
先生うん、そうならないように気をつけてね。
それでは今回はここまでにしておこう。
少年ありがとうございました。

今回のまとめ

  • 「接続詞のthat」
  • 「時制の一致がおこる場合の訳し方」

<接続詞のthat>

例)

  • I think that he is kind.

    (私は彼が親切だと思います)

※接続詞のthat

訳し方:「〜ということを」という意味だが、普通は「〜だと」「〜と」と訳す。

特徴 :従位接続詞の一種なので後ろに「主語+動詞」が続く。


<時制の一致をした文の訳し方の注意>

従位節の動詞は「現在形」で訳す。

例)

I studied / before I went to bed.

正:私は寝前に勉強しました。

誤:私は寝前に勉強しました。

※従位節の動詞は過去形の「went」になっていても現在形で訳す



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