比較(長い形容詞や副詞の比較級)
前回の復習
<比較級>
「〜er than …」
(…より〜)
<比較級のerのつけ方>
1.そのままerをつける。
tall → taller
2.eで終わるときはrだけをつける。
large → larger
3.「子音字+y」で終わるときはyをiに変えてerをつける。
busy → busier
4.「短母音+子音字」で終わるときは最後の子音字を重ねてerをつける。
big → bigger
例)
I am taller than you.
(私はあなたよりも背が高い)
You are older than he.
(あなたは彼よりも年上です)
長い形容詞や副詞の比較級
さて、前回の比較級(原則)が分かったら次は応用です。
ただ、応用といってもそれほど難しいというものではありません。ようは慣れです。まず最初に今回の内容をまとめておきます。
<長い形容詞や副詞の比較級>
- 「er」はつけない。
- 代わりに「more」を形容詞や副詞の前につける。
これだけです。
「長い形容詞や副詞」というのは次のようなものをさします。
<長い形容詞>
「beautiful(美しい)」
「important(重要な)」
「popular(人気のある)」
「famous(有名な)」
「difficult(難しい)」
「different(違った)」
「interesting(面白い)」
「exciting(わくわくした)」
「wonderful(すばらしい)」
「delicious(おいしい)」
「useful(役に立つ)」 など
「slowly(ゆっくりと)」
「beautifully(きれいに)」
「carefully(注意深く)」
「quickly(すばやく)」 など
他にもありますが、このような単語になります。
ここで挙げたような単語は、そのままでも長いのに比較級になるからといって、後ろに「er」をつけてしまうと更に長くなってしまいますよね。
ですから、それを避けるために「er」はつけないで、その代わりにこれらの単語の前に「more」をつけるというルールになったと覚えておいてください。(本当にそういう理由からできたルールなのかは知りませんが、そうやって覚えておけば問題ないです)
あとのルールはこれまでと同じです。例文を見てください。
- 例1)
This flower is more beautiful than that one.
(この花はあの花よりも美しい)
※ここで使われている「one」は「flower」という単語を2回使うことを避けるための代名詞です。 - 例2)
This TV program is more interesting than that one.
(このテレビ番組はあのテレビ番組よりも面白い) - 例3)
He is more popular than I.
(彼は私よりも人気があります) - 例4)
You walk more slowly than she.
(あなたは彼女よりゆっくり歩きます) - 例5)
Takeshi moves more quickly than other students.
(タケシは他の生徒たちよりもすばやく動きます)
今回はここまでです。
最後にポイントをもう一度まとめておきましょう。
今回のまとめ
<長い形容詞や副詞の比較級>
- 「er」はつけない。
- 代わりに「more」を形容詞や副詞の前につける。
Q:長い形容詞や副詞とは?
<長い形容詞>
「beautiful(美しい)」
「important(重要な)」
「popular(人気のある)」
「famous(有名な)」
「difficult(難しい)」
「different(違った)」
「interesting(面白い)」
「exciting(わくわくした)」
「wonderful(すばらしい)」
「delicious(おいしい)」
「useful(役に立つ)」 など
<長い副詞>
「slowly(ゆっくりと)」
「beautifully(きれいに)」
「carefully(注意深く)」
「quickly(すばやく)」 など
Q:どんな文ができるのか?
- 例1)
This flower is more beautiful than that one.
(この花はあの花よりも美しい)
※ここで使われている「one」は「flower」という単語を2回使うことを避けるための代名詞です。
- 例2)
You walk more slowly than she.
(あなたは彼女よりゆっくり歩きます)