進学校に進むメリットとは
突然ですが、進学校に進むメリットって何だと思いますか?
- 「進学校に進めば大学進学がしやすくなる」
- 「進学校に進めば褒められる」
- 「進学校に進めば頭がいいと思われる」
いろいろな意見があると思います。
高校を受験するのに進学校しかいけないということはありません。
しかし進学校の一番のメリットを挙げるとしたらそれは、
勉強の環境が整っている
ということです。
あまりにもふつうと思うかもしれませんが、掘り下げて考えてみましょう。
1.大学入試に対応したカリキュラムを組んでもらえる。
これは公立高校ではさほど変わらないですが、私立高校で言えます。
進学校は勉強の内容は難しいし、進みも速いですが指示されたことをきちんと進めていけば試までのベストな勉強のペースをつかむことができます。
2.積極的に補習を組んでもらえる。
学校の先生が放課後などを利用して補習を組んでもらえる場合が多いです。
これは私立高校の場合などは学校側が有料(低額)で組んでくれる場合もあれば、私立・公立とわず学校の先生が任意に組んでくれる場合など様々ですが、このような機会が多くなります。
3.大学受験に慣れている。
これは進学校なら当然なのでしょうが、毎年多数の生徒が、いろいろな大学に受験しています。ですからたくさんの入試情報やノウハウが蓄積されています。
そのため大学受験に各先生方が慣れています。そうなれば受験指導や勉強方法でも的を得た、無駄のないアドバイスをしてもらいやすくなります。
4.同じ目標の友達が多い。
これが一番のメリットだと私は思います。
大学受験は高校受験よりもたいていの場合は過酷です。モチベーションを高く維持し続けることはできません。やる気が落ちているときに友達から
- 「一緒に勉強をしよう」
- 「同じ大学に入れるように頑張ろう」
と誘われたり励ましあったりすることは孤独な受験にはとてもありがたいものです。
進学校に進むと基本的に大学受験を考えている人たちが集まりますからどこの大学かは別として目標は同じです。
これがほとんどの人が就職をする高校に入学してしまうと話は変わってきます。
大学受験をしようと自分はやる気になっていても、受験勉強真っ只中の高校3年生のときに周りの友達は
- 「どこの会社に入れるかな?」
- 「給料はいくら位もらえるか?」
- 「初任給で何を買おうかな?」
- 「車の免許はいつ頃とれそうかな?」
こういう話になってきます。どこか楽しそうでそんな中、自分だけが勉強を続けていくというのは相当強い意志が必要になります。
進学校で友達と励ましあいながら勉強をしていく方がよっぽど気持ち的にも楽だと思いませんか?
もちろん就職率の高い学校がいけないとか、進学率の高い学校は良いなどといっている訳ではありません。
大学進学を目指すのなら、
同じ目標を持った仲間が多い
進学校の方が良い。
ということを言っているのです。
つまり“自分の目的(将来の夢)に合った高校に入ることが大切”ということです。少なくとも
- 高校を卒業した後に大学進学を希望しているのか
- 就職を希望しているのか
どちらかによって進むべき学校のタイプは違います。
この“高校のタイプ”を間違えてしまうとあとで苦労をすることになりますので、高校選びの参考にしてください。