動名詞の例外1，例外2　中学英語の勉強法

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動名詞の例外1，例外2

前回の復習

動名詞

形　：～ing

意味：～すること

例）I like swimming.

(私は泳ぐことが好きです）

動名詞と不定詞の書きかえ

「～すること」というのは不定詞の名詞的用法と同じなので書きかえができる。
例） I like watching TV.

　＝I like to watch TV.
　（私はテレビを見ることが好きです）

※動名詞と書きかえができるのは「～すること」という意味になる「名詞的用法」の場合だけ。

動名詞と不定詞

リョウ君こんにちは。
前回は動名詞という新しい単元とその書きかえのお話をしました。
はい、意味が同じになるときは書きかえができるんですよね。
そうだね、今回は不定詞と動名詞で書きかえができないパターンというお話をしていくよ。
よろしくお願いします。
前回の内容をもう一度簡単におさらいするとこういうことだったよね。
　 I like swimming.

＝I like to swim.

(私は泳ぐことが好きです）

前回の話では、不定詞の「to + 動詞の原形」と動名詞の「～ing」は書きかえができるということだったでしょう。
でも実はいつでもそういえるわけではなくて、例外があるんだよ。今回はその例外を解説していくからね。

なるほど分かりました。

動名詞の例外１

まず一つ目の例外は

＜動名詞の例外１＞

後ろに必ず　動名詞　しか取れない動詞

enjoy (～を楽しむ), finish (～を終える), mind (～を気にする）, give up (～をあきらめる）

例えば、

I enjoyed playing soccer.
(私はサッカーをして楽しみました）

この文には「enjoy」という動詞が使われているでしょう。その場合は必ず後ろは動名詞の「～ing」しかダメといっているんだから

× I enjoyed to play soccer.

という書きかえはできないということ。
なるほど、原則では「to + 動詞の原形」と「～ing」は書きかえができるけども、今は「enjoy」という動詞が前にあるから書きかえはできないということですね。
そういうことだね。もう一つ別の例も見てみよう。

He finished doing his homework.
(彼は宿題をやり終えました）

これも「finish」という動詞の後ろだから「doing」となって「to do」とは書きかえられないからね。

分かりました。

動名詞の例外２

＜動名詞の例外２＞

後ろに必ず　不定詞（to ～）　しか取れない動詞

want (～が欲しい), hope (～を望む), decide (～を決める）, wish (～を願う）

次は例外の2番だよ。

今度は何かというと、上のような単語の後ろでは必ず不定詞がくるということ。

例外の1番では必ず後ろは動名詞だったけど、今度は逆だね。

I want to go abroad.
(私は外国に行きたい）

この文は「want」という動詞が使われているから、後ろでは「to go」という不定詞がきているでしょう。

ここも前に「want」が来ている場合だから後ろに動名詞をもってきて、

×　I want going abroad.

という言い方はできないからね。

さっきの例外１とはちょうど逆の関係なんですね。

そうだよ。もう一つ別の例文を挙げておこうね。

Tomoko decided to study English hard.
(トモコは一生懸命英語を勉強することを決めました）

はい、分かりました。

今回はここまでにしておこう。例外は全部で４つあるから、あと２つあるんだけど、それは次回に解説していくからね。

ありがとうございました。

今回のまとめ

今回は前回までに解説しました「不定詞」と「動名詞」の書きかえの「例外」のお話でした。

例外は全部で４つあります。これはどれも大切なんですが、その中の今回は２つを紹介しました。

この２つは特によく出題されるところですので、次回までにきちんと覚えておきましょう。