現在完了(経験) 中学英語の勉強法




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現在完了(経験)

今回は「現在完了(経験)」を解説していきます。

現在完了の経験

先生愛美ちゃんこんにちは。
今回は現在完了の2つ目の用法「経験」を解説していくからね。
生徒はいお願いします。
先生現在完了というのは「継続」の時にも話したけど、

  • 形 :have(has) + 過去分詞

  • 用法:継続,経験,完了・結果

  • 内容:現在形や過去形のようにその時のことだけでなく過去と現在が関連してした内容を表している。


というものだったことは覚えているかな?
生徒はい覚えています。
先生現在完了の形はどの用法でも同じだから今回の「経験」でも同じなんだけど、訳し方や一緒に使われる単語(副詞)が違ってくるからそのあたりに注意して聞いてね。
生徒はい分かりました。
先生まずは現在完了の「経験」の訳し方だけど、これは
「〜したことがある」
と訳すよ。まぁ「経験」という使い方なんだから難しいことはないと思うけど。それでは一つ例文を見てみよう。
例文1

I have visited Kyoto before.
(私は
以前に京都を訪問したことがあります


この文は現在完了の「経験」だよ。英文の形を見てみると

「have visited」と「have」の後ろに「過去分詞」が来ているのが分かるね。


また文の最後にある「before」はあとでまとめて紹介するけど「経験」の用法でよく使われる副詞で「以前に」という意味なんだよ。でもこの単語はこれまでに見たことがあると思うけどね。
この「before」があることからこの文は「経験」の用法なんだなと分かり「訪問したことがあります」と訳すからね。
生徒う〜ん、なんとなく分かりました。
先生なんとなくか。じゃあ次の文を見てごらん。

例文2

He has never watched the movie.
(彼は一度もその映画を見たことがありません


これも「経験」の現在完了だよ。この中のポイントになる言葉は「never」だ。これは「一度も〜ない」という意味で「not」の強烈版だと思えばいいよ。
生徒つまり強烈に否定しているんですね。
先生そう、その通り。だからこの単語の入る場所も「not」と同じ場所なので過去分詞の前になるからね。
ちなみに否定文や疑問文の作り方は以前の「継続」で勉強した通りだから。
生徒といういとは、否定文は「have (has) not」となって、疑問文は主語の前に「Have (Has)」を出せばよいということですね。分かりました。
ところで、そろそろ「経験」に出てくる副詞というものを教えてもらえますか。
先生そうだね。現在完了の「経験」で使われる代表的な副詞や関連する表現は次のようなものがあるよ。

once 「一回」 before 「以前に」
twice [二回」 often 「しばしば、よく」
three times 「三回」 ever 「今までに」
〜 times 「〜回」 never 「一度も〜ない」
many times 「何回も」  How often 〜?

=How many times 〜? 「何回?」

several times 「何回か」 have been to 〜 「〜へ行ったことがある」

生徒え〜、こんなにあるんですか〜。
先生うん、経験の用法が一番多いんだけど、ここはひとふん張りして頑張って覚えて。問題を解いて出てきたら確認していくと意外と覚えやすいからね。
いくつかのポイントを例文も使って解説していくよ。まずは回数に関する表現が多いことに気づいたよね。
一回( once )と二回( twice )はそれぞれの言い方があるけど、三回以降は全て「〜times」という言い方をするよ。
三回  → three times

四回  → four times
五回  → five times
何回も → many times (たくさんの回数という意味)
何回か → several times(いくつかの回数という意味)

例文3

She has read the book twice.
(彼女はその本を2回読んだことがあります

例文4

I have used the computer many times.
(私は何度もそのコンピュータを使ったことがあります


更に回数をたずねて「何回〜したことがありますか」という文を作りたいときが

  • 何回〜 → How often 〜?

     

    → How many times 〜?



という2つの言い方がある。「How often」は「どのくらいしばしば」と変な日本語だけど、「どのくらい頻繁に」ということで回数をたずねている。
また「How many times」は「times」が「〜回」という意味なので
「How many times」 → 「いくつの回数」 → 「何回」となる。
この2つはどちらを使っても同じ意味だけど、単語数が違うから問題でカッコの数が指定されている時にはそれにあわせて選ぶ必要があるね。
それからもちろん疑問詞なので“文頭”に使うのは言うまでもないよ。

例文5

  How many times have you watched the movie?
How often have you watched the movie? 
(あなたは何回その映画を見たことがありますか)


最後に「ever」「never」「often」だけど、これらはどれも

“過去分詞の前に入れる”ということを押えておいてね。

例文6

Have you ever visited America?
(あなたは今までにアメリカを訪問したことがありますか)


そして最後に「have been to 〜」この中に「go」という単語は入っていないけど、「行ったことがある」という意味になるから注意だね。またこの言い方がよく出されるんだよ。

例文7

I have been to Australia.
(私はオーストラリアに行ったことがあります

例文8

I have never been to Australia.
(私は一度もオーストラリアに行ったことがありません

例文9

Have you ever been to Australia?
(あなたは今までにオーストラリアに行ったことがありますか


とまぁ、けっこうな量を一度に話したけど、分かるかな?
生徒はい、なんとか頑張ります。
先生経験のポイントは

  • ・訳し方は「〜したことがある」

  • ・たくさんあった副詞やその他「経験」で使われる表現を頭に入れる。

  • ・副詞を入れる場所を間違えないようにする。


というところだね。
生徒分かりました、問題を解いて確認していきます。
先生そうだね、関連問題をといていくと、ここで解説していたことも「そういうことを言っていたのか」と理解できるからね。
生徒ありがとうございました。

 

今回のポイント

今回は現在完了の「経験」という用法の解説をしました。ポイントは以下の点です。

現在完了(経験)

  • 形   :have(has) + 過去分詞
    訳し方:〜したことがある

経験で使われる副詞や関連表現

〔文の最後に入れる語〕

  • once「一回」

  • twice「二回」

  • three times「三回」

  • 〜 times「〜回」

  • many times「何回も」

  • several times「何回か」

  • before「以前に」


〔過去分詞の前に入れる語〕

  • often「しばしば,よく」

  • ever「今までに」

  • never「一度も〜ない」


〔文頭で使う表現〕

  •   How often 〜?「何回〜」
    =How many times 〜?「何回〜」


〔主語の後ろに続ける表現〕

  • have been to 〜「〜へ行ったことがある」



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