疑問詞 + 不定詞 中学英語の勉強法




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疑問詞 + 不定詞

疑問詞 + 不定詞

先生さて、今回は「疑問詞 + 不定詞」という言い方を解説していくよ。
ところで不定詞って何だったか覚えているかな?
生徒はい「to + 動詞の原形」でしたよね。
先生そうだね。不定詞の基本は中学2年生で習うから忘れていたらきちんと復習をしておこうね。
今回はその不定詞を疑問詞と一緒に使った表現を勉強していこうということなんだよ。ところで「疑問詞」は覚えているかな?
生徒全部いえるか自信はありません。
先生中学3年生だったら全部覚えていないといけないけど、少なくても

  • 「いつ」  → 「when」

  • 「どこで」 → 「where」

  • 「だれが」 → 「who」

  • 「だれの」 → 「whose」

  • 「何」   → 「what」

  • 「どちら」 → 「which」

  • 「どのように」 → 「how」


くらいはここでも使っていくからここで覚えてしまおうね。
生徒はい。
先生では説明していくよ。今回説明する不定詞の形は


  • 「疑問詞 + 不定詞」
    (〜したらいいのか)


となって「〜」の部分には「疑問詞の意味」が入るようになるよ。例えば

  • 例)
    「when to start
    →(いつ始めたらいいのか

  • 「where to go
    →(どこへ行ったらいいのか

  • how to drive a car」
    →(車の運転の仕方


なんていう言い方ができるんだよ。分かるかな?
生徒あの〜、3つ目はちょっと違うような気がするんですけど…。
先生うん、そう、これだよね。
この「how to 〜」という言い方は一番大切なんだけど、他の2つと同じように考えると「how to drive」で

「どのように車を運転したらいいのか」

という言い方になるよね。確かにそれでも意味は同じだからいいんだけど、
どのように車を運転したらいいのか

         ↓

 

「車の運転の仕方


ということが言えるでしょう。だからテストの問題などでは、

ほぼどれでも

「how to 〜」 = 「〜の仕方」

で出てくるからこの言い方に慣れておく必要があるんだよ。
生徒分かりました。「how to 〜」は「〜の仕方」ですね。


  • 「疑問詞 + 不定詞」
    (〜したらいいのか)
    ※「how to 〜」は「〜の仕方」


 

疑問詞 + 不定詞を含んだ文の形

先生よし、ではその続きを話していくよ。
この疑問詞と不定詞を合体させた言い方だけでは何が言いたいのか内容が中途半端だよね。
だから実際にこれらの言い方が使われる時には次のようになるんだよ。
例)

  • I don't know where to go.

     

    (私はどこに行ったらいいのか分かりません)


  • Do you know how to drive a car?
    (あなたは車の運転の仕方を知っていますか)


生徒なるほど、これって「〜を」の部分になっているので「目的語」になっているんですね。
先生そう、よく気づいたね。その通りだよ。
では次にこの「疑問詞 + 不定詞」を使った表現を分解して見ていこう。英語と日本語の並び方の違いを意識してみてね。

「 I don't know  /   whre to go.」

「私は分かりません / どこに行ったらいいのか

「  Do you know    / how to drive a car?」

「あなたは知っていますか / 車の運転の仕方を


このようにさっき愛美ちゃんが言ってたよね「目的語」になるって。英語では並び方が
主語 + 動詞 + 目的語

Aは + Bする + Cを


という順番になるからこのことを意識しておこうね。
生徒はい分かりました。
先生それじゃこのことを頭に入れながら次に日本語を英語に直す練習をしていくことにしよう。


疑問詞 + 不定詞を含んだ文の形

  • 「疑問詞 + 不定詞」は目的語になる。

  • 英語では「主語 + 動詞 + 目的語」の順番


疑問詞 + 不定詞の英作文

先生それでは次の日本語を英語に直してみようか。

(問題)

  • 1.私は何をしたらいいのか分かりません。

  • 2.彼はどちらを選んだらいいのか分かりません。

  • 3.私はこのコンピュータの使い方が分かりませんでした。

  • 4.あなたはどっちの本を読んだらいいのか分かりましたか。


さぁ、やってみよう。
生徒はい。

  • 1.私は何をしたらいいのか分かりません。


これはまず2つに分けて、

「私は分かりません / 何をしたらいいのか」

と考えて、次に英語に直すと、
「I don't know / what to do.」ですから
「I don't know what to do.」でどうですか?
先生そうそう、そうやって考えればいいんだよ。次はどうなる?
生徒はい、次は

  • 2.彼はどちらを選んだらいいのか分かりません。


「彼は分かりません / どちらを選んだらいいのか

 

    ↓
「He doesn't know / which to choose.」


「He doesn't know which to choose.」ですね。
その次は、
3.私はこのコンピュータの使い方が分かりませんでした。
「私は分かりませんでした / このコンピュータの使い方が」

 


「I don't know / how to use this computer.」


「I don't know how to use this computer.」です・・・
先生ちょっと待って!
2番はできているけど、3番は違うよ
生徒えっ、どうしてですか?
「〜の仕方」は「how to 〜」ですよね。
先生うん、そこはいいんだけど見落しているところがあるでしょう。「分かりません」じゃなくて「分かりませんでした」だよ。
生徒あっ、過去形ですか!
先生そう、新しいことを習ってもそればっかりに気をとられないで気をつけないといけないよ。じゃあ直してごらん。
生徒はい、そうすると
「I didn't know how to use this computer.」
ですね。最後は

  • 4.あなたはどっちの本を読んだらいいのか分かりましたか。


今度も過去形ですね。もう間違えません。
「あなたは分かりましたか / どっちの本を読んだらいいのか」

 


「Did you know / which to read book ?」・・・


あれ?なんか違う気がします。
先生うん、この問題のとき方はさっきはまだ説明していないから、できなくても仕方がないかな。
この問題ではどっちの本を読んだらいいのか」となっているよね。
この「どっちの本を」のようになっていたら疑問詞の「どちら」だけではなくて、その後ろに「本」という「book」もつなげて

which book to read」

という言い方になるんだよ。
つまり、疑問詞の後ろに名詞をつなげて「疑問詞 + 名詞」という形にするんだ。こういう言い方は他にも

  • 何時に会ったらいいのか」
    →「what time to see you」

  • 何語を話したらいいのか」
    →「what language to speak」

  • 何の本を読んだらいいのか」
    →「what book to read」

  • どちらの食べ物を食べたらいいのか」
    →「which food to eat」

  • どっちの道を進んだらいいのか」
    →「which way to go」


というように「what」「which」で作ることができるからね。そうすると最後の問題はどうなるかな?
生徒はい、そうすると

Did you know which book to read ?

となりますね。
先生そうだね。それで正解。それじゃ今回はこのくらいにしておこうか。
生徒ありがとうございます。

今回のまとめ

今回の内容は「疑問詞 + 不定詞」というものでした。今回のポイントをおさらいしておきましょう。

  • 形 :「疑問詞 + 不定詞」
    意味:「〜したらいいのか」
    ※「how to 〜」は「〜の仕方」と訳す。


  • I don't know where to go.
    (私は
    どこに行ったらいいのか分かりません)

  • Do you know how to use this computer?
    (あなたはこのコンピュータの使い方を知っていますか)





  • ※「疑問詞 + 名詞 + 不定詞」の形もある

     

    (what と which のとき)

  • I didn't know which book to read.

    (私はどちらの本を読んだらいいのか分かりませんでした)





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