This is の疑問文
前回は「This is.の否定文」を解説しました。今回は「This is.の(疑問文)」を解説していきます。
前回の復習
ポイント
否定文の作り方
be動詞(「〜です」という意味のis, am, are)の後ろに「not」を入れる。
「This is not〜.」(これは〜ではありません) 「It is not〜.」 (それは〜ではありません) 「That is not〜.」(あれは〜ではありません)
また「is not」の短縮形もあります。「isn't」と書いて「イズントゥ」と読みます。
例)
This isn't a table. (これはテーブルではありません)
It isn't a book. (それは本ではありません)
That isn't my house . (あれは私の家ではありません)
このように短縮形を使います。
またさらに言えば、「That」と「It」の文では「That is」の短縮形「That's」と「It is」の短縮形「It's」がありましたので、それぞれ
That's not my house. It's not a book.
This is.の疑問文
久美ちゃん、こんにちは。
前回の否定文に続いて今回は「This is」の疑問文を説明するよ。でも疑問文は以前にも説明しているからたぶん問題なく理解できると思うよ。
前にやった疑問文を確認しよう。「You are a student.」という文を疑問文にしたらどうなったかな?
はい。「Are you a student?」となりました。
そうだよね。このときは「〜です」という意味の「are」を主語の「You」の前に出したでしょう。前回も話したけどこのように「〜です」という意味になる単語をbe動詞といったよね。
今回も同じように考えればいいんだよ。つまり、「This is a table.」という文を疑問文にしたければ「is」というbe動詞を主語の「This」の前に出してあげるだけ。すると、
This is a table. (これはテーブルです) ↓ Is this a table? (これはテーブルですか)
となるよ。わかるよね?
はい、これは「This」以外の「That」や「It」の文でも同じなんですか?
そうだよ。次の文を疑問文に直してごらん。
- That is a bike.
- It is a watch.
That is a bike. (あれは自転車です) ↓ Is that a bike? (あれは自転車ですか)
It is a watch. (それは時計です) ↓ Is it a watch? (それあ1は時計ですか)
これでどうですか?
そう、両方とも正解だよ。
疑問文の答え方
それでは次にこの疑問文に対する答え方を教えよう。
「はいそうです」や「いいえちがいます」ってなるだけですよね。それなら前にも習ったと思うのですが。
確かに「はいそうです」や「いいえ違います」という言い方は以前にも解説したよね。でもちょっと待って。
日本語では同じになるけど、英語だとちょっと違ってくるんだよ。以前の例としてこんな文があったね。
Are you a student? ↓ Yes, I am. / No, I am not.
これは「あなたは学生ですか」という質問に対して「はいそうです」 「いいえ違います」と答えているんだったよね。でもこの日本語訳は便宜上こう訳していただけで、もう少し細かくみていくと
Are you a student? ↓ Yes, I am (a student). (はい私は学生です)
No, I am not (a student). (いいえ私は学生ではありません)
ということを表していたことを覚えているかな?だからもしも
Is that a bike? (あれは自転車ですか)
という質問に対してYes, I am.なんて答えたら
Yes, I am (a bike). (はい私は自転車です)
ということになってしまうからネイティブが聞いたら「わ〜ぉ、君は自転車かよ!」ってことになってしまうんだよ(笑)
ハハハ。大変なことになってますね(笑)
そう、だから日本語で「はいそうです」と同じだからといっても使い分けが必要になってくるんだよ。
分かりました、気をつけます。
ではこの場合なんと答えれば正しいのかというと、
Yes, it is. No, it is not. (isn't)
こうなるんだよ。これは、
「Is that a bike?」 (あれは自転車ですか) ↓ Yes, it is (a bike). (はいそれは自転車です) No, it is not (a bike). (いいえそれは自転車ではありません)
ここでのポイントは「it」という単語。疑問文の中で「this」「that」「it」という単語が主語になっている文では答えるときに全て「it」を使って答えていくよ。
どうしてなのかは日本語の会話にしてみてみると分かりやすいよ。
「これはテーブルですか」 ↓ 「はいそれはテーブルです」 「いいえそれはテーブルではありません」
「あれは自転車ですか」 ↓ 「はいそれは自転車です」 「いいえそれは自転車ではありません」
「それは時計ですか」 ↓ 「はいそれは時計です」 「いいえそれは時計ではありません」
どう、自然な会話になるでしょう?
なるほど、いくら日本語で同じ「はいそうです」だからといっても気をつけないといけないんですね。
そうだよ。つまり
「Is this 〜?」 「Is that 〜?」 「Is it 〜?」
というように「this」「that」「it」で聞かれた疑問文では全て“it”に変えて答えてあげればよいということがいえるんだ。今回の説明は分かったかな?
はい、ありがとうございました。
今回のポイント
今回は「This is」「It is」「That is」の文の疑問文の作り方とその答え方でした。
疑問文の作り方
「〜です」という意味の「is」(これをbe動詞という)を主語の前に出す。
「Is this 〜?」 (これは〜ですか) 「Is that 〜 ?」 (あれは〜ですか) 「Is it 〜?」 (それは〜ですか)
例)
- Is this a table? (これはテーブルですか)
- Is that a bike? (あれは自転車ですか)
- Is it a watch? (それは時計ですか)
答え方
「this」「that」「it」は全て“it”を使って答える。
例)
- Is this a table?
- Is that a bike?
- Is it a watch?
↓どの質問にも
- Yes, it is. (はいそうです)
- No, it is not. (いいえ違います)