問題集を解かないといけない理由
問題集は必要あるのか?
理解しているのになぜテストでは点がとれないのかで問題集をとくことの大切さをお話しましたが、今回はもう一つ違った角度からお話します。
自分で、または先生から説明を聞いて内容は理解した。そしていくつか問題も解いたので多少理解も深くなった。でもテストになると間違えてしまう。問題の解説を聞いてみると「前に習っていたところと同じ内容だった」ということがあります。
このような場合に考えられる問題点もやはり
『問題を解く数が足りない』
ということになります。
この場合は頭にインプットされている問題のバリエーションが少ないために、点が取れないということが考えられます。たくさんの問題を解くことで次のような点が鍛えられます。
- 1.単元の理解が深まる。
- 2.一つの単元でも問題のパターンがさまざまなのでそれらに慣れることができる。
前回の理解しているのになぜテストでは点がとれないのかでお話したのは1番になりますが、今回お話しているのは2番になります。
理解が深く類推力も深い人であれば、一つの理解から推測していろいろなパターンでも解くことができるかもしれません。
しかし普通の場合はそうではなく、実際にいろいろなパターンの問題をとき、最初は全然歯が立たなかったり、間違えるという段階をへて身につけていきます。
ほとんどの生徒がそうです。
「いや、自分はそうじゃない!」
そういう自信のある人は実際に一つの理解から推測して考えて解くという方法をとってもいいかもしれませんが、本当に力がつくまでにはテストでも点が上がらず、受験も終わってしまっているかもしれません。
そんな遠回りな道をわざわざ選ばなくても、問題集をたくさん解いて、いろいろなパターンの問題にふれて解けるようにしていった方が何倍も速く成績が上がります。
日頃勉強をするときに、まずは問題集でいろいろなパターンの問題をとき、そのときに
「あっ、これも結局は基本の○○が分かっていればとけるんだ」
ということを問題を解きながら考えていくようにすれば、手っ取り早く点数は上がり、それと同時に徐々に思考力や類推力もついていくようになってきます。
ですからまずは難しいことを考えないで、
↓
2.そこに関する問題をとく
↓
3.間違えた問題はなぜそうなるのか解説を読んでじっくり理解し
問題集の番号にチェックをつけておく。
↓
4.解説に納得できなければ、後日学校の先生や友達にきく。
納得できたらもう一度その問題をといてみる。
そのときには解説の内容を自分でブツブツと人に説明するように
言うのもよい。
↓
5.これをくり返す。
これをやってみて下さい。
必ず力がついてきますよ。