命令文(基本の命令文と禁止の命令文)
前回の復習
How many + 複数名詞
How manyは後ろに数えられる名詞が続く場合に使えます。 また、「many」は複数を表す単語なので、後ろには複数形の単語をいれます。
答え方は下のように「Yes / No」は使いません。
例) How many CDs do you have ? (あなたは何枚のCDを持っていますか) ↓ I have one hundred (CDs). (私は100枚持っています)
How much + 数えられない名詞
How muchは後ろに数えられない名詞が続く場合に使えます。 また、「数えられない名詞」には複数形の「s」はつきません。
答え方はHow manyと同じように「Yes / No」は使いません。
例) How much money do you have ? (あなたはいくらのお金を持っていますか) ↓ I have two thousand yen. (私は2000円持っています)
命令文
久美ちゃんこんにちは。
前回までで複数形の話は一通り終わりになって、今回は新しい命令文という単元に入っていくからね。
はい、よろしくお願いします。
まずは「命令文」というのは英語ではどんな形になるのかから話していこう。
命令文の形
- 形 : 「主語をとって動詞の原形で始める」 意味: 「〜しなさい」
命令文というのは文字通り『命令する言い方』なんだよ。日本語でも誰かに何かを命令する時には
「〜しなさい」
「〜しろ」
などというでしょう。
そうですね。
例えば、
- 「早く寝なさい」
- 「早く起きなさい」
- 「よく噛んで食べなさい」
- 「落ちついて話しなさい」
などと色々あるよね。でも日本語では何も問題なくすぐに作れるでしょう。
日本語なら難しくないですね。
英語でも難しくないよ。
それでは次に実際に命令文を英語で考えてみてみよう。
ポイントは動詞の原形
命令文の作り方は「主語をとって動詞の原形で始める」ということだったけど、実際に英語で見てみるとこのようになるよ。
普通の文:You get up early. (あなたは早く起きます) ↓ 命令文 : × Get up early. (早く起きなさい)
分かるかな?普通の文には最初に「You」という“主語”があったけど、命令文ではなくなっているよね。
そうですね。
このように普通の文から主語をとって動詞の原形で始めて作るのが命令文の作り方なんだよ。
分かりました。
命令文の例
普通の文:You get up early. (あなたは早く起きます) ↓ 命令文 : × Get up early. (早く起きなさい)
禁止の命令文(〜してはいけない)
それでは次に「〜してはいけない」という禁止の命令文というのを解説するよ。これも日本語の例を挙げてみると次のようなものだよ。例えば、
- 「ここで遊んではいけません」
- 「廊下を走ってはいけません」
- 「ここで日本語を話してはいけません」
- 「美術館では写真を撮ってはいけません」
など、このような言い方のことだよ。
この言い方もよく使いますよね。
そうだね。この禁止の命令文というのはどういうかというと、
『命令文の前に“Don't”をつける』
ということをすればいいんだよ。だからさっき作った命令文を禁止の命令文に変えてみると、
Don't get up early. (早く起きてはいけません)
このようになるからね。
それって最初にやった普通の命令文の前に「Don't」をつけただけじゃないですか?
そう、その通りだよ。
禁止の命令文というのは「普通の命令文」(いわゆる命令文)の前に「Don't」をつけただけなんだよ。
なぁ〜んだ、それなら簡単ですね。
そうでしょう?
今回はこの2つだけにするから最後にちょっと問題をやってみようか。
(練習)次の文を(1)普通の命令文,(2)禁止の命令文に書きかえなさい。
1.You swim here. 2.You play baseball here.
はい、最初は1番ですね。
「You swim here.」という文から主語をとって、動詞の原形で始めるから、
- (1) Swim here. (ここで泳ぎなさい)
次はこの文を禁止の命令文にするには最初に「Don't」をつければいいんだから、
- (2) Don't swim here. (ここで泳いではいけません)
これでいいですか?なんか最初の文は単語が2つしかないんでちょっと自信がないんですけど…。
いやいや問題ないよ、どちらも正解だね。だって、
「Go.」 (行きなさい)
これも動詞の原形で始まっているんだから立派な命令文になっているといえるんだから。
なるほど。
じゃあ2番の問題は・・・これも主語をとって動詞の原形で始めるから
- (1) Play baseball here. (ここで野球をしなさい)
次にこの文の前にDon'tをつけると
- (2) Don't play baseball here. (ここで野球をしてはいけません)
こんな感じになりましたがどうでしょうか?
うん!問題ないよ。
今回の命令文は理解できたかな?
はい、大丈夫です。
それでは今回はここまでにして、次回は
- 「〜しましょう」
- 「〜してください」
- 「呼びかけ」
の解説をしていくね。
はいありがとうございました。
今回のまとめ
今回は「命令文」という単元を勉強しました。ポイントは次の点です。
命令文とは
- 「〜しなさい」と命令していう言い方のこと。
英語ではどのようにいうのか
- 主語をとって動詞の原形で始める。
例) 普通の文:You get up early. (あなたは早く起きます) ↓ 命令文 : × Get up early. (早く起きなさい)
禁止の命令文とは
- 「〜してはいけません」という言い方のこと。
禁止の命令文はどのように作るのか
- 普通の命令文の前に「Don't」をつける。
例) 普通の命令文: Get up early. (早く起きなさい) 禁止の命令文: Don't get up early. (早く起きてはいけません)