過去形(過去を表す単語)
規則動詞の過去形
前回の解説の中で規則動詞の過去形の作り方をお話しましたが、まだ覚えていないかもしれないのでもう一度だけざっと確認します。
<規則動詞の作り方>
- 1.そのままつける。 play → played
- 2.eで終わる場合はdだけつける。 like → liked
- 3.子音字 + yで終わる時にはyをiにかえてedをつける。 study → studied
- 4.短母音 + 子音字で終わる場合は子音字を重ねてedをつける。 stop → stopped
この4つのルールは今後何度も出てきますので必ず問題を解く練習を通して覚えておきましょう。では次の2つの文を見比べてください。
例1)現在形の文
- You like this TV program. (あなたはこのテレビ番組が好きです)
例2)過去形の文
- You liked this TV program. (あなたはこのテレビ番組が好きでした)
上と下の文ではどこが違っていますか?
現在形の文:動詞「like」,日本語訳「好きです」 過去形の文:動詞「liked」,日本語訳「好きでした」
ここだけですよね? そうです、「現在形の文」か「過去形の文」かは動詞が違っているだけということは前回もお話しましたが、一番のキモの部分なのでもう一度確認をしました。
そこさえ押さえておけばあとは動詞の過去形の作り方を間違えなければ基本的に過去形の文は作れることになります。では少し練習をしてみましょう。
(練習問題)
次の文を過去形に書きかえて、日本語訳も答えなさい。 1.I live in Saitama. 2.My father visits Okinawa. visit:〜を訪問する
(解答)
1.I lived in Saitama. (私は埼玉に住んでいました
※動詞の「live」を過去形の「lived」に変えて、「住んでいました」とする。
2.My father visited Okinawa. (私の父は沖縄を訪問しました)
※動詞の「visit」を過去形の「visited」に変える。このとき三単現のsはとってからedをつけることに注意。日本語は「訪問する」から「訪問しました」とする。
このようにみるべきポイントは動詞だけです。まずはこのことをしっかり頭に入れておきましょう。
過去を表す単語
次に過去を表す単語を紹介します。 日本語でも「昨日」や「おととい」などの言葉がありますよね?
英語でももちろんあります。 過去形の文を作っていく時に、こういった過去を表す単語が必要になってくるのでここで紹介しておきます。
<過去を表す単語>
- 1.昨日 → yesterday
- 2.〜前 → 〜ago 例)2日前 → two days ago 2時間前 → two hours ago 2週間前 → two weeks ago など
- 3.昨〜 → last 〜 ※一つ前のときを表す (この前の〜) 例)昨夜 → last night 先週 → last week 先月 → last month 昨年 → last year この前の日曜日 → last Sunday
こういった単語が過去形の文と一緒に使われます。ちなみにどれも基本的には文の最後につけます。
例) He studied hard yesterday. (彼は昨日一生懸命勉強しました)
My father washed his car last Sunday. (私の父はこの前の日曜日に車を洗いました)
このような文を作ることができます。 今回のポイントは次の点です。
過去形の文を作る時に目をつけるところはどこか? → 動詞を過去形にして、日本語も「〜しました」とする。
過去形の文と一緒に使われる「過去を表す単語」とは? → yesterday(昨日),〜ago(〜前)など。