付加疑問文(一般動詞の場合)
前回の復習
<付加疑問文とは>
確認したり、念を押したりするときに使う言い方。
「〜ですね」
<付加疑問文の形>
<付加疑問文の形>
前が肯定文の場合 → 否定形 + (主語の)代名詞?
前が否定文の場合 → 肯定形 + (主語の)代名詞?
例)
You are kind, aren't you?
(あなたは親切ですね)
Ken isn't tall, is he?
(ケンは背が高くないですね)
<付加疑問文の答え方>
注意!
否定文の付加疑問文は「Yes」と「No」の使い方が普段と逆になる!
例)
Ken isn't tall, is he?
(ケンは背が高くないですね)
「いいえ背が高いです」 → Yes, he is.
「はい背が高くないです」 → No, he isn't.
(理由)
後ろに肯定の形 → Yesで始める。
後ろに否定の形 → Noで始める。
付加疑問文(一般動詞の場合)
前回お話したbe動詞の場合の付加疑問文の作り方は理解できましたか?前回の内容が理解できていたらあとは簡単です。
一番のポイントは、
前が肯定文, 否定形 + (主語の)代名詞?
前が否定文, 肯定形 + (主語の)代名詞?
というところです。
それでは今回は「一般動詞」の場合で考えていきます。まずは例文を見て下さい。
<付加疑問文(一般動詞)の例文>
- 1.You get up early, don't you?
(あなたは早く起きますね) - 2.You don't study English, do you?
(あなたは英語を勉強しないのですね) - 3.Tsutomu went to America, didn't he?
(ツトムはアメリカへ行きましたね) - 4.Kumi didn't work hard, did she?
(クミは一生懸命働きませんでしたね) - 5.You can swim very fast, can't you?
(あなたはとても速く泳げますね) - 6.They shouldn't do such a thing, should they?
(彼らはそんなことをするべきではないですね) - 7.Get up soon, will(won't) you?
(すぐに起きなさいね) - 8.Don't be late for school, will you?
(学校に遅刻してはいけませんからね) - 9.Let's go on a picnic, shall we?
(ピクニックに行きましょうね)
たくさん例文を挙げましたけどもなんとなく分かりますか?
やはり基本は、
前が肯定文, 否定形 + (主語の)代名詞?
前が否定文, 肯定形 + (主語の)代名詞?
です。
- 1.You get up early, don't you?
(あなたは早く起きますね) - 2.You don't study English, do you?
(あなたは英語を勉強しないのですね)
この2つの例文からそのことが分かりますよね。(この言い方も付加疑問文です^^)
1番の文は前が肯定文なので、後ろは「don't you」と否定形になっています。2番の文はその逆で、前が否定文なので、後ろは「do you」と肯定形になっていますね。
元の文の主語は「you」ですが、これは後ろで書くときにもそのまま「you」で大丈夫です。これは前回の「be動詞」の場合と同じです。
- 3.Tsutomu went to America, didn't he?
(ツトムはアメリカへ行きましたね) - 4.Kumi didn't work hard, did she?
(クミは一生懸命働きませんでしたね)
次はこの2つの文です。
今度は過去形になりました。
3番の文は、最初が「過去形の肯定文」になっています。ですから後ろでは「didn't he」となりました。「he」は「Tsutomu」を代名詞に変えたものです。
4番の文はその逆で、最初が「過去形の否定文」になっています。ですから後ろでは「did she」となります。もちろん、「she」は「Kumi」を代名詞に変えたものです。
- 5.You can swim very fast, can't you?
(あなたはとても速く泳げますね) - 6.They shouldn't do such a thing, should they?
(彼らはそんなことをするべきではないですね)
次は助動詞を使った文です。
助動詞を使ったとしても同じように考えます。
5番の文は「can」を使って肯定文で始まっています。ですから後ろでは「can't you」と否定形で受けています。
6番の文は「shouldn't」と助動詞の否定文になっています。そのため後ろでは「should they」と肯定形で受けています。
- 7.Get up soon, will(won't) you?
(すぐに起きなさいね) - 8.Don't be late for school, will you?
(学校に遅刻してはいけませんからね) - 9.Let's go on a picnic, shall we?
(ピクニックに行きましょうね)
最後はこの3つの文です。
唯一ここだけがちょっと特殊になります。
7番の文は「命令文」で始まっています。
命令文で始まる文の場合は後ろは「will(won't) you」で受けます。これは「will you」でも「won't you」でもどちらでもOKです。
それに対して、8番の文を見て下さい。
「Don't」で始まる文の場合は後ろは「will you」でしか受けられません。この点に注意してください。
そして最後は9番の文です。
「Let's」で始まった文ですが、これだけは特殊で最後は「shall we」で受けることになっています。
今回のまとめ
今回は一般動詞の付加疑問文の作り方を解説しました。一般動詞の場合でも基本はbe動詞で解説したことと変わりません。しかし、一部特殊な言い方がありますので、そこだけは注意が必要です。
(基本)
前が肯定文, 否定形 + (主語の)代名詞?
前が否定文, 肯定形 + (主語の)代名詞?
例)
- 1.You get up early, don't you?
(あなたは早く起きますね) - 2.You don't study English, do you?
(あなたは英語を勉強しないのですね) - 3.Tsutomu went to America, didn't he?
(ツトムはアメリカへ行きましたね) - 4.Kumi didn't work hard, did she?
(クミは一生懸命働きませんでしたね) - 5.You can swim very fast, can't you?
(あなたはとても速く泳げますね) - 6.They shouldn't do such a thing, should they?
(彼らはそんなことをするべきではないですね)
(例外)
命令文, will(won't) you?
Don'tで始まる命令文, will you?
Let'sで始まる命令文, shall we?
- 7.Get up soon, will(won't) you?
(すぐに起きなさいね) - 8.Don't be late for school, will you?
(学校に遅刻してはいけませんからね) - 9.Let's go on a picnic, shall we?
(ピクニックに行きましょうね)