中2の総復習 part5(比較の基本問題演習 その1) 中学英語の勉強法




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中2の総復習 part5(比較の基本問題演習 その1)

中2の総復習 part5(比較の基本問題演習)その1

前回は「下線部をたずねる疑問文」の応用パターンの解説をしていきました。この「下線部をたずねる疑問文」というのは本当に苦手な人が多いのでここでちょっと頑張っていけば一歩前に進むことができるようになりますからね。
ところで今回は「比較」の問題を解いていきます。比較は中2で勉強する内容でもトップ3に入る重要な単元です。ここでも少し前に数回にわたって内容の解説をしてきましたが、演習問題はそこではできなかったので、ここでやっていきます。
(以前に解説をしているページ)

比較(原級の肯定文と否定文)
比較(原級で作る「〜倍」の表現)
比較(比較級のerのつけ方)
比較(長い形容詞や副詞の比較級)


今回は基本的な3用法を身につけているのかを確認する問題をといていきましょう。

問題

次の日本文の表す内容と同じになるようにカッコ内に適語を入れて英文を完成させなさい。

 

(1) あなたの父は私の父よりも年下です。

 

Your father is (   )(   ) my father.

 

(2) 私のかばんはあなたのかばんよりも重いです。

 

My bag is (   )(   )(   ).

 

(3) 富士山は日本で一番高い山です。

 

Mt. Fuji is (   )(   )(   )(   ) Japan.

 

(4) この犬はあの犬と同じくらいかわいいです。

 

This dog is (   ) pretty (   ) that (   ).

 

(5) ケンとタケシではどちらが速く走れますか?

 

(   ) can run (   ), Ken (   ) Takeshi?

 

(6) タケシです。  (5)の答えとして。

 

Takeshi (   ).

 

(7) あなたは夏と冬のどちらが好きですか?

 

(   ) do you like (   ), summer (   ) winter?

 

(8) 私は夏の方が好きです。

 

I like summer (   ).

解答・解説

今回は比較の基本的な内容です。忘れている人はもう一度しっかり思い出してください。

(1) あなたの父は私の父よりも年下です。

 

Your father is (   )(   ) my father.


この問題は「〜よりも」という表現から分かるように「比較級」です。比較級の基本的な形は「〜er than」でしたね。ここでは「年下」となっていますから「若い」→「young」と考えます。

正解:Your father is ( younger )( than ) my father.


(2) 私のかばんはあなたのかばんよりも重いです。 

My bag is (   )(   )(   ).


この問題も同じ比較級です。ここで確認をしてもらいたいところは「重い」という単語の比較級の作り方に注意点があることと、「あなたのかばん」をどう表現するかです。
まず「重い」は「heavy」でしたが、ここで「er」をつけるときに注意する点は「子音字+y」で終わっているので「yをiに変えてerをつける」ということです。

「heavy」 → 「heavier」

そしてその後ろには「than」が入ります。
次に「あなたのかばん」ですが、これを「your bag」としようとするとカッコが足りません。この場合は次のように考えました。

「あなたのかばん」 → 「あなたのもの」 → 「yours」

このようなパターンは他にもこんなものがよく出されます。

「私の犬」 → 「わたしのもの」 → 「mine」

「彼の家」 → 「彼のもの」 → 「his」


このように人称代名詞が関係してくるものをいうときには「〜のもの」という言い方を使ったことを思い出しておいて下さい。

正解:My bag is ( heavier )( than )( yours ).


(3) 富士山は日本で一番高い山です。

Mt. Fuji is (   )(   )(   )(   ) Japan.


さて、次の問題です。

これは「一番」となっているので「最上級」の問題だと分かります。最上級は「the + 〜est + of(in)」という形で「の中で一番〜」となるものでした。


「〜」には一番何なのかを表す単語、ここでは「高い」という単語が入ります。そのことを考えてカッコをうめていくと「the highest」まではすぐに分かります。
残りのカッコには何が入るのか?
問題文に「一番高い山」となっていますので「the highest」の後ろには「山」、つまり「mountain」が入ります。最後のカッコは「of」か「in」になりますが、使い分けは覚えていますか?

「of」 → 「後ろに複数を表す言葉」

「in」 → 「後ろに範囲や場所を表す言葉」


がきます。今は「日本」という「場所」の中で(日本という範囲の中と考えてもいいです)となるので「in」を使うことになります。

正解:Mt. Fuji is ( the )( highest )( mountain )( in ) Japan.


(4) この犬はあの犬と同じくらいかわいいです。

This dog is (  ) pretty (   ) that (   ).


今度の問題は「同じくらい」となっているので「原級」の問題です。原級というのは「as 〜 as」を使う言い方でした。そこまでを思い出したらあとは最後のカッコだけです。
「ここは当然『あの犬』といっているんだからdogでしょう」
確かにそれでも通じるのですが、この問題文の場合最初に「thisdog」といっているので、後ろで「that dog」としてしまうとdogが二回出てくることになります。
英語ではこのようにくり返しになることを嫌う傾向がありますのでできればその点を考えた答えが望ましく、実際に学校のテストでも×にされることもあります。
正解は「one」でした。覚えていますか?

この「one」という代名詞は同じ種類のものが繰り返しになることを避けるために使う代名詞でしたね。

正解:This dog is ( as ) pretty ( as ) that( one ).


(5) ケンとタケシではどちらが速く走れますか?

(   ) can run (   ), Ken (   ) Takeshi?


次の問題です。

あと4問ですからもう少しですよ。


今度の問題は「どちらが」という言葉があることから「比較級」だと分かります。ここのポイントは次の点です。

  • 1.人間を比べる時の「どちら」は「Which」を使わない。
  • 2.AとBではというときの「と」は「and」ではない。

1は、ふつう「どちら」といったら「Which」を使いますが、人間を比べて使う時には「Who」となりました。
2は、「ケンですか それとも タケシですか」ということを尋ねたいので「それとも」となる「or」を使いました。
正解:( Who ) can run ( faster ), Ken ( or ) Takeshi?


(6) タケシです。  (5)の答えとして。

Takeshi (   ).


「タケシです」という日本語を見て反射的に「Takeshi is」としてはダメですよ。この問題は(5)の答えとして出てきたものです。
(5)では「Who can run 〜?」という言い方で質問していました。その場合には「〜 can」と答えます。他にもちょっと確認をしましょう。

  • Who(Which) be動詞 〜?に対して答えるには・・・

    → A is.(am, are) つまりbe動詞を使う。

  • Who(Which) 一般動詞 〜?に対して答えるには・・・

    → A do(does, did) 左のどれかを適切に使い分ける。

  • Who(Which) 助動詞 〜?に対して答えるには・・・

    → A 助動詞

となります。

正解:Takeshi ( can ).


(7) あなたは夏と冬のどちらが好きですか?

(   ) do you like (   ), summer (   ) winter?


この問題も「どちらが」となっているので比較級です。

しかし、これは「どちらが好きですか」となるある意味決まった言い方なのでしっかり覚えてしまえば簡単です。

「Which do you like better, A or B?」

(あなたはAとBではどちらが好きですか)


答えもそのままです。

正解:( Which ) do you like ( better ), summer ( or ) winter?


(8) 私は夏の方が好きです。

I like summer (   ).


さぁ、最後の問題です。

今考えた(7)の問題に対する答えです。


これもよく間違える人が多いです。しかし覚えておけば問題なく解けるので次の言い方を覚えておいてください。

「Which do you like better, A or B?」

(あなたはAとBではどちらが好きですか)


に対する答え方。

「I like A(B) better.」

(私はA(B)の方が好きです)


このように最後に「better」を入れるだけです。

特に今のような穴埋め問題ではなくて自分で英文を作る場合にはこの「better」を忘れてしまう人がかな〜〜り多いですから要注意ですよ。

正解:I like summer ( better ).



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