一般動詞の肯定文
前回の復習
疑問文の作り方:be動詞を主語の前に置く。
答えの文では疑問文の主語が
- 「男の人」→「he」
- 「女の人」→「she」
と置きかえる。
英語の動詞は2種類
久美ちゃんこんにちは。今回はまた新しい内容に入っていくよ。今回は新しく「一般動詞」というものを解説していきます。
これまでに「be動詞」というのを習ってきたのは分かるよね。
はい。「be動詞」というのは「is, am, are」のことでしたよね。
そうだよ。
実は英語で動詞といったら「be動詞」と「一般動詞」の2つがあるんだよ。
これまではその中の「be動詞」というものを勉強していたから今回はもう一つの動詞「一般動詞」を勉強していこうということなんだね。
なるほど、わかりました。
英語で動詞といったら2種類
- 動詞 → 1. be動詞 → 2.一般動詞
一般動詞とは
ではその一般動詞というのはどんなものなのか解説していくよ。一般動詞には次のようなものがあるんだよ。
代表的な一般動詞
- like → 〜が好き
- love → 〜が大好き
- play → (楽器)をひく (スポーツ)をする
- know → 〜を知っている
- have → 〜を持っている 〜を飼っている 〜を食べる
- speak → 〜を話す
他にもまだまだたくさんあるけど、このように主に“動作”を表す意味をもつ単語を「一般動詞」というんだよ。
は〜、そうするとbe動詞の場合は「is, am, are」の3つだけでしたけど、一般動詞はたくさんありますよね。
いいところに気がついたね。
その通り。ここに挙げたのはほんの一部だけだからね。
簡単に言えば日頃の生活をしていて行われることは全て一般動詞があるよね。
「寝る」とか「歩く」「テレビを見る」「ゲームをする」「本を読む」「笑う」など全てそうですよね。
そう、そういうことだよ。
ただそれらを全て今覚えようとしても無理があるから、少しずつ覚えていけばいいからね。
分かりました。
一般動詞の数
- be動詞 → is, am, are の3つ 一般動詞 → たくさんある
一般動詞の文
それではいよいよ一般動詞を使った文を紹介していこうね。次の文を見てごらん。
I play tennis. (私はテニスをします)
この文は一般動詞のplayを使った文の例だよ。いつも話しているけど、日本語と英語では並べる順番が違っているよね。そこを詳しく見てみよう。
- 英語 → I / play / tennis.
- 日本語 → 私は / します / テニスを
このように
- 1.だれが
- 2.どうする
- 3.何を
の順番に並んでいるでしょう。これをしっかり頭に入れておこうね。
分かりました。他にも何か例を挙げてもらえますか。
うん、そうしたら次にこれはどうかな。
I have a computer. (私はコンピュータを持っています)
じゃあ、この文も英語と日本語で順番が違っているから上と同じように解説をしてみてくれる。
はい。
- 英語 → I / have / a computer.
- 日本語 → 私は / 持っています / コンピュータを
本当だ。この文も
- 「だれが」 → 私は
- 「どうする」→ 持っている
- 「何を」 → コンピュータを
の順番に並んでいますね。
そうそう、そこに気づいてほしいんだよ。今回の内容は分かったかな?
あの…、一つ質問があるんですけど。
今まで使っていた「is, am, are」というbe動詞は使わないんですか?
う〜ん、いいところに目をつけたね。そう、使わないよ。英語の文を作るときには
“1つの文に動詞は1つだけ”
ということを絶対に守ってね。つまり、「be動詞」か「一般動詞」のどちらかしか使ってはいけないということ。一緒には使わないということだよ。
先生、すごい強調していますね。
そうだよ。ここは本当にしつこいくらい言っても言いすぎにはならないところだから
今回の文は「一般動詞」を使った文ということだからここでは「be動詞」を使わないよ。 たとえば「I play tennis.」でbe動詞を使っちゃったらどうなる?
え〜。
「I am play tennis.」
とか
「I am tennis.」
になります。
それらの文はどちらもおかしいのが分かる?
まず「I am play tennis.」では今話したばっかりの「be動詞」と「一般動詞」を一緒に使ってはいけないといったことをしているでしょう?
それから「I am tennis.」では「私はテニスです」となって、私が人間じゃなくなっちゃったじゃない(笑)
あっ! 本当ですね(笑)
でも今は笑っているけど、この間違いは本当〜〜〜〜〜〜〜に多いんだよ。だから気をつけてね。
分かりました。ありがとうございました。
今回のまとめ
今回は一般動詞の肯定文を解説しました。今回の内容で一番大切なところはこれまでの「be動詞の文」と今回の「一般動詞の文」との違いです。
今回のポイント
英語で動詞といったら2種類
- 1.be動詞(is, am, are)
- 2.一般動詞(たくさんある)
一般動詞の例
- like → 〜が好き
- love → 〜が大好き
- play → (楽器)をひく (スポーツ)をする
- know → 〜を知っている
- have → 〜を持っている 〜を飼っている 〜を食べる
- speak → 〜を話す
英語と日本語で並び方が違う
- 英語 → I / play / tennis.
- 日本語 → 私は / します / テニスを
1.だれが 2.どうする 3.何を
という順番で並べる
英語の文で使う動詞は1つだけ
- 正:I play tennis.(私はテニスをします)
- 誤:I am play tennis. ←動詞が2つ入っている
※「I am tennis.」は動詞が1つしか入っていないが「私はテニスです」になっているからダメ。