命令文 (Please と let's の文)
前回の復習
命令文とは
- 「〜しなさい」と命令していう言い方のこと。
英語ではどのようにいうのか
- 主語をとって動詞の原形で始める。
例) 普通の文:You get up early. (あなたは早く起きます) ↓ 命令文 : × Get up early. (早く起きなさい)
禁止の命令文とは
- 「〜してはいけません」という言い方のこと。
禁止の命令文はどのように作るのか
- 普通の命令文の前に「Don't」をつける。
例) 普通の命令文: Get up early. (早く起きなさい) 禁止の命令文: Don't get up early. (早く起きてはいけません)
誘う命令文
久美ちゃんこんにちは。前回は命令文というものの基本を解説したよね。
- 「命令文の作り方」
- 「命令文の訳し方」
- 「禁止の命令文」
の作り方は分かったかな?
はい、分かりました。
では今回はその続きを解説していこう。
<誘う命令文>
- 「Let's + 動詞の原形(基本の命令文)」 (〜しましょう)
前回の基本の命令文がこれからいろいろ出てくるパターンの基本になるからね。
まず最初は「誘う命令文」。これは前回の基本の命令文の前にLet'sをつけてあげればいいだけだよ。例えば
Play baseball here. (ここで野球をしなさい)
- Let's play baseball here. (ここで野球をしましょう)
このように前回の基本の命令文の前に「Let's」がついただけ。簡単でしょう?
はい、大丈夫です。
それではちょっと次の日本語を英語に直してみよう。
(練習) 1.英語を勉強しなさい。 2.英語を勉強しましょう。
はい。最初は基本の命令文だから
1.英語を勉強しなさい。 ↓ Study English.
2番は「〜しましょう」なので「Let's」をつけるから。
2.英語を勉強しましょう。 ↓ Let's study English.
これでどうでしょうか。
うん、それでいいね。
丁寧な命令文
それでは次にもう一つのパターンを解説していくよ。今度は「〜してください」という表現だよ。
<丁寧な命令文>
- 「Please + 動詞の原形(基本の命令文)」 「動詞の原形(基本の命令文) + , please」 (〜して下さい)
今度は「〜して下さい」という丁寧な表現の命令文だよ。
日本語でも「〜しなさい」とえらそうに言うばかりではなくて「〜して下さい」と丁寧にいう場合も当然あるよね。そんなときに使うのがこのpleaseという言い方なんだよ。
この言い方は最初に「Please」をつけていう言い方と後ろにつけていう言い方があるから、気をつけてね。ちょっと例文を見てみよう。
例) 「ドアを開けてください」 Please open the door. =Open the door, please.
こんな使い方だよ。注意点は後ろにpleaseをつけるときにはその前に「カンマ(,)」を入れることだね。
分かりました。
それではこれもちょっと練習をしてみよう。
(練習) 1.早く起きてください。 2.私の車を洗ってください。
はい、1番は
Please get up early. と Get up early, please.
2番は
Please wash my car. と Wash my car, please.
になります。
そうだね。理解できたようだから今回はここまでにしておこう。
ありがとうございました。
今回のまとめ
今回は「誘う命令文」と「丁寧な命令文」の解説をしました。
<誘う命令文>
- 「Let's + 動詞の原形(基本の命令文)」 (〜しましょう)
例) Play baseball here. (ここで野球をしなさい)
- Let's play baseball here. (ここで野球をしましょう)
<丁寧な命令文>
- 「Please + 動詞の原形(基本の命令文)」 「動詞の原形(基本の命令文) + , please」 (〜して下さい)
例) 「ドアを開けてください」 Please open the door. =Open the door, please.