関係代名詞(長い主語の英作文の作り方)
前回の復習
関係代名詞の英作文の手順
- 1.日本語の「主語」「動詞」「その他」を区切る。
- 2.関係代名詞で修飾される言葉(先行詞)と修飾する言葉を分ける。
- 3.主語→動詞→その他の順に英語に直していく。
※その他のところで関係代名詞の表現が入るので、日本語と英語では順番が逆になることに注意する。
例) 「これは私がアメリカで買った本です」の場合
1.日本語を区切る。
「これは / 私がアメリカで買った 本 / です」
2.線を引く。
「これは / 私がアメリカで買った 本 / です」
3.主語→動詞→その他 と並べる。
主語 → 「This」
動詞 → 「is」
その他 → 「the book ( ) I bought in America」
↓
「This is the book ( ) I bought in America.」
↓ 関係代名詞を考える
先行詞が「人以外」
後ろが「主語+動詞」→ 目的格
↓
「which」
↓ 正解は…
「This is the book which I bought in America.」
関係代名詞(長い主語の英作文の作り方)
さて、前回はいよいよ大詰めの英作文の解説をしたよね。
英作文ができれば、穴埋め問題や並べ替え問題は簡単にできるようになるから、頑張ってマスターしようね。
はい。
前回も話した「英作文を作るときの手順」は頭に入っているかな?こういうものだったよね。
- 1.日本語の「主語」「動詞」「その他」を区切る。
- 2.関係代名詞で修飾される言葉(先行詞)と修飾する言葉を分ける。
- 3.主語→動詞→その他の順に英語に直していく。
※その他のところで関係代名詞の表現が入るので、日本語と英語では順番が逆になることに注意する。
今回もこれをベースにして考えていくよ。
早速1問考えてみよう。
(問題) 向こうでテレビを見ている少女は私の妹です。
さて、この問題を前回説明した手順に沿って考えてみるよ。
最初は「日本語の「主語」「動詞」「その他」を区切る」だね。
「向こうでテレビを見ている少女は / 私の妹 / です」
まずはこうなるね。
はい、これは分かります。
「〜は」までが主語ですけど、これが今回は長いということですね。
そういうことだね。では次に何をするかというと、
「関係代名詞で修飾される言葉(先行詞)と修飾する言葉を分ける」
「向こうでテレビを見ている 少女は / 私の妹 / です」
「少女」が説明をされる言葉で、先行詞になっていて、その前の部分がどんな少女かを説明しているんですよね。
そうだよ。そして最後は
「主語→動詞→その他の順に英語に直していく」
ここから英語に直していくよ。最初は主語の部分。
ここが今回のポイント部分になるんだよね。
この主語の部分に関係代名詞で修飾される部分と先行詞が入っているからね。主語の部分は、
「向こうでテレビを見ている 少女は」
→ 「the girl who is watching TV over there」
あとの残りは問題ないね。
「です」 → 「is」
「私の妹」 → 「my sister」
答えは
「The girl who is watching TV over there is my sister.」
(向こうでテレビを見ている少女は私の妹です)
なるほど、前回とほとんど変わらないですね。ただ関係代名詞の部分が主語の中に入ったということですよね。
そうだよ。そのように難しく考えない方がいいね。それではちょっと練習問題をやってみようか。
(練習)
1.彼女によって書かれた本はとても面白かった。
2.私が昨日読んだ本は夏目漱石によって書かれました。
はい、まずは1番ですね。
「彼女によって書かれた本はとても面白かった」
↓
「彼女によって書かれた 本は / とても面白 / かった」
↓
「彼女によって書かれた本は」
→「The book which was written by her」
あれ?動詞の「かった」ってどうすればいいんですか?
うん、それはこう考えると分かるよ。
「とても面白 / かった」→「とても面白い / でした」
あっ、be動詞の過去形ですね。そうすると、
「かった」 → 「was」
「とても面白い」 → 「very interesting」
答え:The book which was written by her was very interesting.
(彼女によって書かれた本はとても面白かった)
うん正解だね。
2番は、
「私が昨日読んだ本は夏目漱石によって書かれました」
↓
「私が昨日読んだ 本は / 夏目漱石によって / 書かれました」
↓
「私が昨日読んだ本は」
→「The book which I read yesterday」
「書かれました」
→「was written」
「夏目漱石によって」
→「by Soseki Natsume」
答え
The book which I read yesterday was written by Soseki Natsme.
(私が昨日読んだ本は夏目漱石によってかかれました)
うん、正解だよ。
結局長い主語になっても考え方は変わらないということが分かってくれたかな?
はい、分かりました。
よし、それでは今回はここまでにしておこう。
ありがとうございました。
今回のまとめ
今回は前回に続いて関係代名詞を含んだ文の英作文の作り方を解説しました。
前回との違いは「主語の中に関係代名詞が入る」というところです。
手順は前回と同じですので、数をこなせば問題なく解けるようになりますので、頑張ってマスターしましょう。
関係代名詞の英作文の手順
- 1.日本語の「主語」「動詞」「その他」を区切る。
- 2.関係代名詞で修飾される言葉(先行詞)と修飾する言葉を分ける。
- 3.主語→動詞→その他の順に英語に直していく。
※その他のところで関係代名詞の表現が入るので、日本語と英語では順番が逆になることに注意する。
例)
「私が昨日読んだ本は夏目漱石によって書かれました」
↓
「私が昨日読んだ 本は / 夏目漱石によって / 書かれました」
↓
「私が昨日読んだ本は」
→「The book which I read yesterday」
「書かれました」
→「was written」
「夏目漱石によって」
→「by Soseki Natsume」
答え
The book which I read yesterday was written by Soseki Natsme.
(私が昨日読んだ本は夏目漱石によってかかれました)