不規則動詞の過去形(否定文)
前回は「不規則動詞の肯定文」を解説したので今回は「不規則動詞の否定文」を解説してい
きます。
規則動詞の否定文は覚えてる?
カ:今回は前回に続いて「不規則動詞」を勉強していくよ。前回は肯定文を勉強したけども覚えているかな?
はい、規則動詞も不規則動詞も過去形の文を作る場合は動詞を過去形にすればいいんですよね。
そうだね。
ただ不規則動詞の場合は規則動詞のように「ed」にするという規則(ルール)がないから一つひとつ覚えていかないといけなかったよね。
はい覚えています。
今回は不規則動詞の否定文の作り方を説明していくよ。その前に規則動詞の否定文の作り方は覚えているかな?
え〜と否定文ですか。don'tとかdoesn'tだったかな?
おいおい、don'tやdoesn'tは現在形のときに使ったんだよね。今は過去形
だよ。
現在形でdon'tやdoesn'tを使っていたところを過去形では全て“didn't”にしていたのを覚えてないかな?
あ〜、そうだ。忘れていました。
大丈夫かな?じゃあ続けて質問するけど、その後ろには何がきたでしょう?
えっ。まだ何かきまりがありましたっけ?
うん、あったよ。大切なきまりが。
えー、すいません。忘れました。
あらあら、忘れちゃったの?
う〜んちゃんと覚えておこうね。didn'tの後ろには『動詞の原形』がきたんだったよね。
例えばこんな文があったでしょう。
規則動詞の肯定文と否定文 | |
---|---|
I watched TV last night. | I didn't watch TV last night. |
私は昨夜テレビを見ました | 私は昨夜テレビを見ませんでした |
上の例文の「didn't watch」というところに注目して。
肯定文では「watched」と「ed」がついて過去形になっていたけども否定文では「didn't」の後ろが「watch」と動詞の原形になっているよね。
あっ、本当だ。そういえばそんなルールがあったような・・・。
「否定文の場合didn'tの後ろが動詞の原形になる」というルールは今回勉強している不規則動詞の場合にも同じなんだよ。ちょっと不規則動詞の例文を次にみてみよう。
不規則動詞の否定文
例)
She went to the library yesterday.
(彼女は昨日図書館に行きました)
これは肯定文(普通の文)だね。wentはgoの過去形だよ。これを否定文に書きかえてみると、
否定文)
She didn't go to the library yetsterday.
(彼女は昨日図書館に行きませんでした)
こうなるんだけど、さっき話したように否定文になったら過去形だったwentが「didn't go」と動詞の原形に戻っているのが分かるよね。
はい、分かります。
このように不規則動詞でも過去形の肯定文を否定文に書きかえるときは規則動詞と同じルールで考えればいいんだよ。
なるほど。分かりました。
規則動詞と不規則動詞の否定文
今回は不規則動詞の否定文の勉強をしています。規則動詞の否定文は、
「didn't + 動詞の原形」
というルールがありました。不規則動詞の否定文でも同じルール「didn't + 動詞の原形」です。結局規則動詞と不規則動詞の違いは、
『動詞の過去形の作り方が違うだけで否定文の作り方は同じ』
ということがいえます。今回のポイントはここです。ここを覚えておいてください。あとは不規則動詞を覚えているかどうかにかかってきます。
「不規則動詞の文といっても否定文では動詞の原形に戻せばいいんだ」
と、せっかく分かっていても例えば次の問題を見てください。
例) He saw Mr. Smith.(否定文にしなさい)
例えば「saw」は不規則動詞で、否定文にしたければ「didn't + 動詞の原形」と分かっていたとします。しかし「saw」の原形が何なのか知らなければこの問題は解けませんよね。
「saw」の原形は「see」なので正解は、
He didn't see Mr. Smith.
(彼はスミスさんに会いませんでした)
となります。前回もお知らせしましたが、私のサイトで「不規則動詞一覧表」とそのテストプリントを無料でダウンロードできるようになっています。ぜひ活用してください。
「不規則動詞一覧表 ダウンロード」
「不規則動詞テスト ダウンロード」