予習は大切
なぜ予習が大切なのか?
現在英語の予習をして授業に臨んでいる人はどれくらいいるでしょうか? 塾に通っている人も多いですから塾でやっているよという人も結構いると思います。
しかし、塾では文法の予習はしているでしょうが、学校の教科書の内容をノートに写して、意味をとってひとつ一つの文を訳していくという作業をやっているでしょうか?
みなさんはやがて高校受験をすることになります。
とはいえ、そんなに早くから○○高校を目指して毎日勉強を頑張るぞという気持ちでやり続けることはむずかしいでしょう。
もちろんそれができる人は立派ですし、そういう人は心配はありません。ただ、早い時期から受験を意識して勉強を継続できない人のほうが普通です。
ここではそのようないわゆる普通の人に向けてのお話をしていきます。
話を進めます。
ふつうの人は中学1年生から高校受験のことを日々意識して勉強を続けていくことは無理です。
では何を目標にしていくかといえばそれが定期テストつまり
中間テストや期末テストです。
これらのテストで平均点を上げ、学年順位を上げていくことを当面の目標としていけばいいのです。
かなり高いレベルを目指していくのであれば別ですが、通常は中学2年生の2学期頃か3学期頃から本格的に受験勉強を始めても十分に間に合います。ただし、これは、
『それまでの内容を地道にコツコツと続けていた場合には』
という条件付になります。
ですから、中学1年生のうちは目の前の定期テストでしっかりとっていくことを考えていってください。
そのためには教科書の予習が非常に大切になってきます。
これは考えてみればわかりますよね?
学校の先生は教科書や教科書に沿ったワークをもとにして中間テストや期末テストの問題を作ります。
教科書の中ででてきた単語や熟語、文法、そして本文の中の代名詞は何を指しているかなどを出してくるわけです。
それをしっかり身につけていくということは、テストで出されるところだけをピンポイントで、集中的に勉強していく、ということですからテストで点数が取れないほうがおかしいですよね。
もちろん、問題慣れやテスト慣れをしているかどうかという問題もありますから同じ予習をしても同じ点数が取れるとは限りません。
しかし、効果的な勉強だということは理解できると思います。
ここまでのお話を簡単にまとめておきます。
1.中学1年生のときは中間テストや期末テストで点をとることを意識し勉強することが大切。
2.そのためには教科書の予習をすることが大切。
先生は教科書やワークから問題を作るので、文法だけでなく教科書本文の内容をとることが必要。
と、こういうお話をしました。
では次にどのように予習をしたら良いのか、そのお話をしていきましょう。
予習の仕方
やり方はそれほど難しくありませんし、これだけが唯一の方法というわけではありません。
ですから参考にすると考えて自分のやり方に変えていってもらってよいと思います。
1、ノートの左半分に教科書の本文を書き写していく。 2、本文を写した下の部分(目安はノートの下、5分の1位) 3、今度はノートの右側に左の英文の意味を順に書いていく。 【ここからが重要です】 4、単語は必ず読めて、書けて、つづりも分かるようにする。 5、そのレッスンで新しく出てきた単元の問題集をとき、文法問題を練習する。
<教科書の予習のやり方>
このとき教科書の1ページ分をノート1ページに書く
ことを目安にする。
に上の本文に出ている知らない単語を書き出す。
(このとき新出単語以外でも知らなければ書き出す)
単語も左に書き出した順番に日本語の意味を書いていく。
(この目安は学校でそのレッスンが終わるまでに)
と、とりあえずこのような感じです。
これ以外にもリーディング(読み)やリスニング(聞き取り)もありますが、それはまた別の機会にお話していきたいと思います。
これを実践してもらえれば間違いなく本物の実力がつきます。
私も学生時代にずっとこれを続けてきました。
その結果、英語に関しては大変得意になりました。現在も塾生たちにこれを勧めています。
全員が実行をしてはいませんが、実行している生徒は徐々に学年全体の平均点が下がってきている中、問題なく90点以上をとってきています。
面倒くさいといわずに是非トライしてみてください。
ちなみにこの予習を進めていく上で欠かせないのが教科書ガイドです。
CDと併用してお使いください。
CDは発音の確認やリスニングになれるためにも欠かせません。
「自分で訳した意味が正しいのか」
「どのように訳していけばよいのか」
「文法的な理解はどうすればいいのか」
などを考えていく上で不可欠です。
学校の先生の中には教科書ガイドは使ってはいけませんという方もいますが、これは生徒が授業中にさされたところだけをガイドに頼ってその場しのぎに使うからそう言っているだけです 。
上のような予習で使用するのであれば何の問題もありませんのでぜひ活用してください。