入試対策問題 part6(重要書きかえ問題その2) 中学英語の勉強法




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入試対策問題 part6(重要書きかえ問題その2)

重要書きかえ問題 その2

(問題)次の2つの文がほぼ同じ意味になるようにカッコの中に適語を入れなさい。

 

(1) Open the door, please. 
= (   ) (   ) open the door?

 

(2) Don't speak loudly in the library.
 = (   ) (   ) speak loudly in the library.

 

(3) I can't ride a bike. 
= I don't know (   ) (   ) ride a bike.

 

(4) My mother said to me, "Get up early."
 = My mother (   ) me (  ) get up early.

 

(5) This coffee was too hot for me to drink. 
= This cofee was (   ) hot (   ) I (  ) drink (   ).


解答・解説

(1) Open the door, please.

 

= (   ) (   ) open the door?


最初の問題です。
上の問題は命令文ですね。「ドアを開けてください」という意味です。命令文の書きかえは公立高校の入試でよく出題されます。前回も
「Let's 〜」の文を

「Shall we 〜?」や「How about 〜?」


に書きかえる問題がでてきましたよね。

では今回はどうなるでしょうか?


今回は「please」を使った命令文です。

「please」は「〜して下さい」と丁寧にお願いをしているのですから同じような表現では


「Will you 〜?」

(〜してくれませんか)


で書きかえます。

前回の「Let's」と「Shall we 〜?」の時と同じで最後がピリオドとクエスチョンマークで違っているところに注意してください。


<ポイント>

Please 〜.  (〜してください)
=Will you 〜? (〜してくれませんか)

正解:( Will ) ( you ) open the door?


(2) Don't speak loudly in the library.

 = (   ) (   ) speak loudly in the library.


さて、次の問題です。
この問題も上の文は「Don't」で始まる命令文ですね。意味は「図書館では大声で話してはいけません」です。


この「〜してはいけません」という表現はどこかで出てきましたよね?


そうです「must not」です。「must」だけだと「〜しなければならない」という意味で


「have to」
「has to」


と書きかえられました。しかし「must」に「not」がつくと「〜してはいけません」という意味に変わったことを覚えていますか?ここでもこの表現を使います。


ただし注意があります。今はカッコが2つしかありません。この2つのカッコに「must not」なんて入れたらダメですよ。下の文は命令文ではないので主語が必要です。


これらのことを考えると、ここでは短縮形にしないといけないことが分かるでしょう。


ところで、「主語って誰だろう?」なんて迷わないで下さいね。命令文では目の前にいる「あなた」に言っていたわけですから書きかえでも「You」を主語にしてあげればいいのです。


<ポイント>
 Don't 〜.
=You must not(mustn't) 〜.
(〜してはいけません)


正解:( You ) ( mustn't ) speak loudly in the library.


(3) I can't ride a bike.

  = I don't know (   ) (   ) ride a bike.


次の問題です。
上の文は「私は自転車に乗れません」という意味です。
下の文は「私は自転車に乗る・・・分かりません」となっています。


下の文では「分かりません」となっていますが、何が分からないのでしょう?


それは『乗り方』です。
ここでは「私は自転車の乗り方が分かりません」とすれば「自転車に乗れません」とほぼ同じ意味になれます。


<ポイント>
 I can't 〜.          (私は〜できない)
=I don't know how to 〜. (私は〜の仕方が分からない)


正解:I don't know ( how ) ( to ) ride a bike.




(4) My mother said to me, "Get up early."

  = My mother (   ) me (  ) get up early.


次の問題です。
上の文は「私の母は私に『早く起きなさい』といいました」という意味です。


下の文をそれと同じような意味にするにはどうしたらいいでしょうか?ここで思い出してもらいたいものがあります。


tell + 人 + to 〜 (人に〜するように言う)
ask + 人 + to 〜 (人に〜するように頼む)
want + 人 + to 〜 (人に〜してもらいたい)


こんな表現がありましたね、ここでもこれを使います。今は「tell + 人 + to 〜」を使います。


ただし時制を考えないとダメですよ。
上の文は「said」となっていて“過去形”ですから。


<ポイント>
 主語 + said to 人
=主語 + told 人 to 〜(動詞の原形)


正解:My mother ( told ) me ( to ) get up early.


※ちなみに、この問題の母のセリフに「please」がついていた場合は丁寧なお願いになるので、書きかえた場合には「ask」のパターンを使うことになります。


例)My mother said to me, "Please get up early."
 =My mother asked me to get up early.




(5) This coffee was too hot for me to drink. 

= This cofee was (   ) hot (   ) I (  ) drink (   ).


最後の問題です。
これは有名な「too 〜 to ―」と「so 〜 that 主語 can't ―」の書きかえのパターンですね。意味は


「このコーヒーはとても熱いので私は飲めません」となります。


このパターンを覚えていますか?
ちょっと基本を例文で確認しておきましょう。


例)
私はとても疲れているので歩けません。

 

I am too tired to walk.
=I am so tired that I can't walk.


こうでしたね。
上の例文では主語が「I」となっています。「so that」の文でみても、「I」という単語が2つ入っていますね。しかし問題の文はどうでしょう。


下の書きかえた方の文では最初の主語が「This coffee」で後ろが「I」となっています。


このように主語が変わる文の書きかえというのもありました。ここでは


「とても熱い」の主語→「このコーヒー」
「コーヒーが飲めない」の主語→「私」


のように主語が違っています。
その場合は「too to」の方の書きかえで「for + 人」という形で主語を入れてあげました。


ここでは「コーヒーが飲めない」のは「私」なので「for me」とすることになります。そのため問題の上の文では


This coffee was too hot for me to drink.


として「for me」が入っています。
ここまでは問題を解いていく上での前提をお話しました。続いて問題を解いていくための説明をしていきます。ここまでのお話から


This cofee was ( so ) hot ( that ) I (   ) drink (   ).


となるといえば理解できますね。


「いやいやその後ろのカッコも『can't』って分かるよ」と思った人もいるかもしれませんが、それは早とちりです。ここでの問題をよく見てください。


この問題では「was」と書いていませんか?そうです、時制は『過去』です。ですからここでは「can't」ではなくて「couldn't」としなくてはいけません。


そうすると最後のカッコだけになりました。最後は何でしょう?


今回のように主語が異なる場合には「so that」の文の最後に動詞の目的語を入れてあげる必要があります。今の場合は「I couldn't drink ( )」となりますから、


「私は(  )が飲めませんでした」


となります。何が飲めなかったのか?
そう、それはコーヒーですね。この「コーヒー」という単語を代名詞にして入れてあげます。


「コーヒー」は液体なので“数えられない名詞”になりますから単数扱いになり、「it」となります。


正解:This cofee was ( so ) hot ( that ) I ( couldn't ) drink ( it ).




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