英語が得意と苦手の分岐点 中学英語の勉強法




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英語が得意と苦手の分岐点

英語の 苦手な人に

 

「いつ頃から英語が苦手になったの?」

 

と聞くと、10人中9人位の生徒が口をそろえてこう言います。

 

「三人称単数のあたりから」
「三単現のsが出た頃から」
「中1の2学期から」

 

また、英語が好きな生徒に

 

「いつ頃から英語が楽しくなってきた?」

 

と聞くと、これも10人中半分以上の生徒がこう言います。

 

「中1の2学期頃から」

 

このことからわかると思います。
そう、中1の夏休みが終わって2学期が始まったあたりから英語が 好きな人と苦手(そのほとんどが嫌い)な人にどんどん分かれて くるということです。

 

なぜ、2学期なのか?

 

色々な理由があると思いますが、一番の理由は上でも書いた 『三人称単数』です。

 

この『三人称単数』を理解するには、1学期に学んでいる 「be動詞の文」と「1・2人称の一般動詞の文」がきちんと分かっ ていないと難しいのです。

中3で分かっていない場合も

この『三人称単数』ですが、中学3年生になっても理解できて いない場合が非常に多くあります。

 

ずっと独学で勉強をしてきて、中学3年生になって受験生になる からと初めて塾に入ってくることがあります。

 

そのような場合に英語が苦手な生徒をみてみると、大抵の場合 これが分かっていません。

 

中学3年生になってこの段階からストップしていると、教える 私たちもかなり大変ですが本人たちも相当大変です。

 

私は別に塾に通うことを勧めているわけではありません。これまでなんとなく英語の授業や試験を受けて過ごして来た人 は、

 

「しっかりと復習をしておかないと大変なことになりますよ。」

 

といいたいのです。
これは脅かしではありません。

 

おそらく塾の先生に聞けば同じ事を言うと思います。 塾の英語の先生たちはこの『三人称単数』でかなり苦労している と思いますから。

 

現在塾に通っている人は、まずは「be動詞の文」と「一般動詞 の文」の違いをしっかり理解してください。

 

次に三人称単数の勉強に入ったらとにかくとても大切な内容です から、よりいっそう真剣に授業を受けてしっかり理解するように 努力してください。

ここから英語が好きになっていけるチャンス

脅かすような話ばかりしてきましたが、逆の話もしましょう。

 

先ほど英語が好きになった人が「中1の2学期頃から」ということをお話しました。これはこういうことです。

 

1学期の最初の頃は英語の授業もほとんどの学校でさほど難しいことをしません。

 

まずは英語に慣れさせるために英語の歌を歌ったり、CDを聞いたり、ALTというネイティブの先生が授業に来て英語でのふれあいを楽しんだりとあまり授業の感覚がなかった人もいると思います。

 

また、1学期の中間テストにいたっては100点や、それに 近い点数をとった人も多くいたでしょう。

 

すると錯覚してしまう人がでてきます。

 

「英語は簡単だ」

 

と、そのため、この時期は単語や文法を真剣にコツコツと進めていなかったという人も多くなるのです。

 

しかし、そういう中でもしっかりとやっていた人は単語も文法も身につけ、理解しています。そういう人は『三人称単数』もそれほど問題なくマスターしていきます。

 

2学期に入って授業の内容が難しくなり、単語の数も増えて、試験問題も難しくなってくると平均点がグーンと下がります。

 

コツコツとやっていた人は、1学期のテストで90点くらいをとっていたとして、2学期の中間テストでも同じくらいか少し落ちて85点くらいをとったとします。本人としては

 

「あら、ちょっと下がっちゃったな」

 

と思うくらいだったとしましょう。しかし、きちんとやっていなかった周りの人たちは70点、60点と軒並みダウンして1学期のときだったら平均的だった 85点くらいがクラスで上の方になってきます。

 

そして、先生からは「よくやったね」といわれ、友達から は「すごいな〜」と言われるようになってくると本人としても

 

「あれ、なんだろう。思っていないほど上のほうにいっちゃ った。」

 

ということでまんざら悪い気もせず、もっと頑張ろうと英語 の勉強に拍車がかかるようになり、するとますます理解が深 まり好きになっていくという

 

「良い循環」

 

が始まるようになってきます。
こうなってくるとあとはこれを続けて崩さないようにしていけばよいだけです。

 

多少むずかしい壁にぶつかってもひとふんばりしてみようという気力が自然と生まれてくるようになります。

 

やる気のしないときでも、「いや、少しだけでもやっておこう」という行動力が生まれるようになってきます。

 

人は誰でもほめられたり、評価されたりすればうれしい ですし、もっとそうされたいと思うようになります。

 

この思いが疲れていたり、やる気がしないときに行動に移さ せる原動力になるのです。

毎日の習慣がやはり大切

ここでは「三人称単数」が英語嫌いになるかどうかの分岐点という話をいたしました。しかし何よりも大切なのは毎日こつこつと勉強を続けることです。

 

また中学1年生なら「三人称単数」をこれから学習するので、注意して勉強してい けばよいのですが、

 

「三人称単数なんてとっくに終わってしまった」
「今さらそんなところ分からないなんて人に聞けない」
「塾の先生には聞きずらい」
「自分で勉強しようとしてもよく分からない」

 

という人には中学3年分の勉強を学習でき、しかも時間はいつでも自分の都合の良いときに合わせられるこのような教材を検討してみるのも一つの手です。

 

無料体験をして気に入った場合のみ継続をすればよいでしょう。



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