as if の法則 中学英語の勉強法




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as ifの法則

あなたは「as ifの法則」というのを聞いたことがありますか?
おそらく初めて聞いたと思います。

 

これは心理学で使われる言葉です。
「as if」というのは高校で習う英語ですが「まるで〜のように」という意味です。

 

心理学では

 

「自分があこがれる人物や、こうなりたいという人物像がいる場合、あたかもその人になったかのようにその人になりきって演じていると、やがて本当にそのようになる」

 

という法則をいったものです。

 

心理学の詳しいことを私は分かりませんが、あなたにも応用がきくことだけをお話しします。これは私が実際に学生の時に活用して成功した例です。

 

私は小6の終わり頃に友達に誘われ、その友達の通う塾で無料体験を受けたことがありました。

 

その塾は英語塾で、体験を受けたクラスは既に英語を小学6年生の初めから勉強しているクラスでした。私は特に英語の勉強などはしていなかったので、ローマ字が分かる程度でした。

 

そんな状態で体験に入ってしまったので全く答えられません。詳しい話はここでは省略しますが、その時に塾の担当した先生から

 

「君が入ると他の生徒に迷惑だから入らないでくれ」

 

といわれた悔しい経験がありました。
そのため英語はどうしても中学に入学した時から頑張っていくぞという前向きな気持ちと「でも自分は本当に英語が分かるようになるのかな?」という不安が同時にありました。

 

中学に入学してからは、学校の英語の先生に勉強のやり方を教わり頑張りました。

 

その時の英語の先生は今でもはっきり覚えていますが、井上先生という方で、顔はコテコテの日本人顔なのに、英語の発音が上手すぎて日本語まで英語のようになっている英語ペラペラの先生でした。

 

私はその先生にあこがれて、当時先生が読んでいた英字新聞の読み終わったものをもらいにいき、家に帰って

 

「こんなのがスラスラ読めるようになったらすごいな〜」

 

と思いながらどうにか読み取れる番組欄だけを、読んで満足感に包まれていたのを覚えています。

 

私はずっとその先生にあこがれて、その先生に言われたことを守り、その先生になったつもりで英語の勉強をしていました。

 

その後にも学年が進んで別の英語の先生と出会えば、その先生にどういう勉強の仕方をしてきたのかを聞いて、その先生になったつもりで勉強を続けてきました。

 

その結果、中学・高校と英語の成績は常によく、現在は学習塾で英語を教え、このように英語の勉強をしていく人たちに向けてアドバイスもできるようになりました。

 

「as ifの法則」なんてことは当時知りませんでしたが、実際にやっていたことがこの法則にのっとっていたことを後で知ることになります。

 

これを読んでいるあなたもぜひ活用してみてください。今すぐに始められることですから。

 

「自分でこうなりたいなと思う人がいればその人の行動や考え方をまねていく。」

 

「自分がその人になり切ってみる。」

 

あたかも劇や舞台でその人を演じるような感覚です。

 

これを実際にやっていくと最初は多少無理があるように感じたりしますが、徐々にそうなっている自分が本当の自分だという感覚になっていき、周りの人もそのように感じてくるようになります。

 

  • 毎日学校から帰ったらすぐに勉強をする習慣がある自分
  • 朝、早く起きて1時間勉強をする習慣がある自分
  • 嫌なことがあっても前向きに取り組めるようになる自分
  • 友達と楽しくコミュニケーションがとれる自分
  • 人の喜び、悲しみを自分のことのように考えられる自分
  • 大変なことほど乗りこえた後の感動が大きいので努力を惜しまない自分

 

などなど、どんなことでもいいのです。
周りに自分がこうなりたいという目標になるような人がいなければ歴史上の人物の本を読んで、その人になり切るのでもよいでしょう。

 

あとはどれだけ本気で取り組むかだけです。



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