関係代名詞(英作文の作り方) 中学英語の勉強法




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関係代名詞(英作文の作り方)

関係代名詞の英作文

先生愛美ちゃん、前回は関係代名詞を埋める問題を練習したけどももう分かるようになったかな?
生徒はい、問題を解いたらずいぶん分かるようになりました。
先生そうだよね、何か習ったら必ず問題を解いて慣れていくことを習慣にしていった方が早く身につくからね。
ところで、今回は関係代名詞を含んだ文の英作文の練習をしていくよ。
英作文となると難しく感じるかもしれないけど、考え方さえしっかりと分かれば決して難しくはないからね。
生徒はい、頑張ります。
先生それではまず一つ例題を挙げて考えてみよう。
例)これは私がアメリカで買った本です。
この問題で考えてみよう。まずはこの日本文を大雑把にスラッシュで切っていくよ。主語と動詞とその他に分けてみよう。すると、

「これは / 私がアメリカで買った本 / です」

こんな風になるよね。次に修飾している部分と修飾されている部分に分けて線を引くよ。すると、
「これは / 私がアメリカで買った / です」
日本語では「私がアメリカで買った」「本」を前から後ろに修飾しているけど、英語ではその逆になるということ。
つまり「本」を最初に言って、そのあとで「私がアメリカで買った」と修飾するパターンになるということだよ。
生徒そういえば、以前に
英語を上手に話せる 友達
という日本語が

a friend who can speak English well

となっていましたね。
先生そうそう、そこだよ。
日本語ではそのように英語と逆になっていたというところを忘れないでね。
また、修飾される言葉、これを先行詞といったけど、この先行詞と修飾する部分の間には関係代名詞が入ることも忘れないでね。
では話を進めるよ。

「これは / 私がアメリカで買った / です」

このように区切ることができたら、あとはいつもと同じパターンだよ。つまり、最初は「主語+動詞」の順序に並べるということ。この文だと「これは」が主語、「です」が動詞だから、
「This is」で始まる。
次に「アメリカで買った本」という部分。これは上で確認したように、

」→「関係代名詞」→「私がアメリカで買った」

この順番に並べていくよね。すると、
the book (   ) I bought in America
このようになる。カッコの部分には関係代名詞だけど、ここはとりあえず空けておいて最初に作った「This is」とあわせると、

「This is the book(   ) I bought in America.」

とできたよね。残るはカッコの中に入る関係代名詞だけど、これは前回も練習した「関係代名詞を入れる問題」と同じように考えれば簡単だよね。何が入るかな?
生徒はい、後ろに「I bought」と「主語+動詞」が来ているので目的格になっていて、先行詞が「book」で人以外なので

which

が入ります。
先生そうだね。そうすると答えはもう分かったよね。正解は

「This is the book which I bought in America.」

となるんだよ。
生徒本当だ。なんか簡単にできちゃったみたいですね。
先生いや、実際に簡単だよ。今の手順をまとめると次のようになるよ。

関係代名詞の英作文の手順

  • 1.日本語の「主語」「動詞」「その他」を区切る。

  • 2.関係代名詞で修飾される言葉(先行詞)と修飾する言葉を分ける。

  • 3.主語→動詞→その他の順に英語に直していく。

     

    ※その他のところで関係代名詞の表現が入るので、日本語と英語では順番が逆になることに注意する。



このことを頭に入れながらそれでは一問考えてみようか。

(問題)

これは私が昨夜とった写真です。

生徒はい、最初は日本語を区切るので、

「これは / 私が昨夜とった写真 / です」

先生いいね。
生徒次に修飾される言葉と修飾する言葉を考えるから

「これは / 私が昨夜とった 写真 / です」

となります。
先生そう、次は?
生徒「主語」→「動詞」→「その他」と並べていくと、
「This is」が最初でその後ろに、
the picture (   ) I took last nightになるから、
     ↓

「This is the book (   ) I took last night.」

     ↓


カッコの中は後ろが「主語+動詞」で目的格の先行詞が人以外だから「which」となるので、


     ↓ 正解は、


「This is the book which I took last night.」


こうなります。


先生そうだよ、完璧じゃない!


よし、今回の内容はここまでにしよう。
次回は長い主語になるパターンの場合を解説するからね。


生徒はい、ありがとうございました。


今回のまとめ


今回は関係代名詞が入っている文の英作文の作り方を解説しました。
関係代名詞が入っている文の場合、どの部分がどの言葉(先行詞)を修飾しているのかがポイントになります。そこを間違えないように気をつけましょう。


関係代名詞の英作文の手順

  • 1.日本語の「主語」「動詞」「その他」を区切る。
  • 2.関係代名詞で修飾される言葉(先行詞)と修飾する言葉を分ける。

  • 3.主語→動詞→その他の順に英語に直していく。

     

    ※その他のところで関係代名詞の表現が入るので、日本語と英語では順番が逆になることに注意する。

 


例) 「これは私がアメリカで買った本です」の場合


1.日本語を区切る。


「これは / 私がアメリカで買った 本 / です」


2.線を引く。


「これは / 私がアメリカで買った / です」


3.主語→動詞→その他 と並べる。


主語  → 「This」

動詞  → 「is」
その他 → 「the book (   ) I bought in America


    ↓


「This is the book (   ) I bought in America.」


    ↓ 関係代名詞を考える


先行詞が「人以外」

後ろが「主語+動詞」→ 目的格


    ↓


  「which


    ↓ 正解は…


「This is the book which I bought in America.」




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