習慣という武器を持とう 中学英語の勉強法




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習慣という武器を持とう

一つ質問があります。
みなさんは毎日決まった時間勉強していますか?

 

この質問に「はい」といえる人であれば、これから話すことに「う〜ん、そうだな」と納得してもらえるはずです。

 

実際に体験をしているはずですから。

 

しかしほとんどの人は「いいえ」という答えだと思いますので、そのような人たちに大切なお話をします。

習慣にしてしまえば勝ち!

ここで一つ私が中学生だった頃のお話をします。私は中学生のときには塾に通っていませんでした。

 

入学した頃はテストが近くなれば必死に勉強をしていて、1学期の中間テスト前には徹夜で勉強をしたため、朝の登校のときにはフワ〜っとしながらテストを受けたことを今でも覚えています。

 

(ちなみに徹夜は良くないですよ。効果よりも悪影響の方が多いですから)

 

勉強はしなければいけないことは十分分かっていましたし、できれば毎日やったほうがいいということも分かっていました。

 

でも、それができないあなたと同じように当時の私も、分かってはいるけど、それがなかなかできないという状態が続いていました。

 

何回か中間テスト・期末テストとくり返す間には、毎回テスト前になると

 

「あ〜あ、もう少し前からやってたら絶対もっととれたよなー」

 

ということが何度もありました。
そんなある日、私なりに自分に対するイライラが頂点に達して一つの決心をしました。

 

「よし、帰って着替えたらすぐに勉強をしよう!」
「絶対にテレビとかを見る前にやるぞ!」

 

こう決めて家に着いたら、すぐに着替えて何も考えずに机に向かい、勉強を始めました。

 

しばらくすると調子がのってきて集中していったのを覚えています。そして翌日もその次の日も家に帰って着替えたらとりあえず机に向かい何でもいいから勉強を始めるということを意識的に続けるようにしていきました。

 

そして2週間くらいが過ぎた頃・・・

 

ある変化が起こってきました。

 

それまではやらなければいけないことは分かっていてもなかなかできないし、
そんな自分がいやでいやで仕方がなかったにもかかわらず、
どうしても定期的に勉強ができなかったのですが、

 

なんと、

 

毎日勉強するという習慣がついたら何の問題もなくすっと机に向かえるようになっていたのです。

 

学校から帰ると、制服から家着に着がえて、机に向かい、勉強をする。これがすぅ〜っと普通にできるようになっていたのです。
これは習慣がついたからなんです。

 

『習慣』

 

これは良いものでも、悪いものでも一度つくと中々変えられないものです。

 

どちらかというと悪い習慣のほうが楽な場合が多いので、つきやすく、直しにくいとは思いますが、何でも習慣にしてしまうと本当に楽にできるようになります。私の例では

 

「帰ったらすぐに着替えて、テレビをつけずに机に向かう」

 

ということを習慣にしました。
最初のうちはそれまでとは違う習慣なので強く意識しないとできませんでしたし、しかもしばらく続け ないとまだ定着していないので元に戻ってしまったでしょう。

 

しかし、それまでに何度か勉強で失敗をしている自分が嫌で仕方がなかったので

 

「ダメだ、ここでやめたらまた同じだ」

 

という気持ちがあったのでふん張ることができました。

 

一度そのような「良い習慣」がついてからは本当にすんなり勉強にとりかかれたので気持ち的にも楽だったのを覚えています。

 

「勉強を毎日するんだったら楽なわけないじゃん」

 

と思うかもしれませんが、そうではありません。

 

みんながみんな同じように思うかは分かりませんが、
日頃からちゃんとやっていればこんなに苦労しなくてすむのになぁと、テストのたびに思っていました。

 

ですからテストの問題がたくさんとけて、成績がどんどん上がっていくことの方が楽しかったのです。

 

結局、中学1年生の途中から帰ったらすぐに勉強をするという習慣がついてからは、

 

「月・水は英語を勉強しよう」
「火・木は数学を勉強しよう」
「金は理科と社会」
「土は国語の漢字を中心に勉強」
「日は遊ぶ」

 

というような大雑把なマイルールができていきました。
毎日勉強するので頭にも残りやすくもなりました。

 

中間テストや期末テストの前にあせるということもなくなり、勉強が順調に進められるようになりました。

 

勉強の習慣がつき始めの頃はそれまでの分からなかったところなどの復習が中心でしたが、それも大体問題なくなってからは授業の予習を中心にしていくようになっていきました。

 

すると、学校の授業にも余裕ができ、急に指されても答えられるようになっていき、時には先生が、

 

「これは分からないだろう、分かるやついるか?」

 

といいながら私が指されて、答えられたときなどは気分爽快だったのを覚えています。

 

『習慣』

 

どんなことでも習慣にしてしまうと最初に思っていた何十分の一の労力で続けられるようになります。

 

そして良い習慣を続けていると、一日の差はそれ程ではなくても気づいたらとてつもなく大きな差になっていきます。

 

ということは、逆のことも言えます。

 

「明日からやろう、明日から」

 

といっていつまでも始めなければ、毎日差がどんどんついてしまい、気づいたらその差はとてつもなく大きくなってしまいます。

 

一年後の幸せな自分、いや、半年後の幸せな自分は今、どっちを選ぶのかで大きく変わってきます。

 

そのことをよ〜く考えて、他人事ではなく自分のことだと認識して今日からその“一歩”をふみ出してください。



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